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仲間の名前を知らない選手たち・・・(前編)

指導しているラグビースクール小3クラスでは、
プレー中の指示であったり、
自分の位置を仲間に伝える時などは、
必ず相手の名前を呼ぶよう指導している。

パスの練習でも、
まずは、ボールキャリアの名前を呼ぶことを、
毎回指導している。

しかし、選手たちは、
なかなか名前を呼ばない。

そんなに難しいことじゃないはずなのに 、
なぜだろう?

しばらく様子を見ていると、 理由が分かった。

彼らは、チームメイトの名前を覚えていないのだ…

練習中に、ある選手に名前を呼ぶよう言うと、
彼は、相手のジャージに 縫い付けてある名札を
覗き込んで名前を確認していた。

そこからっすか…
結構長い付き合いですよね…

しかし、よくよく考えてみれば、、

小3クラスの選手は33人

全選手が同じ学校に通っている訳ではないので、
顔を合わせるのは、 週1回3時間程度

練習は3つのグループに分けて行うので、
別のグループになってしまえば、
ますます接触時間は減る。

名前を覚えられないのも無理はない。
大人でも無理だと思う。

にも関わらず、
私たちコーチは、

「プレー中に、相手に何をして欲しいか?
自分が何をしたいのか?しっかり伝えよう!」

とか言っていた。

名前も知らないような相手に、
いきなりそんなこと言わ(え)ないですよね、普通・・・

よし、まずは選手たちに、
”お互いを仲間として認識させる”
ところからやらないと・・・

やっぱ、アレだな。
(続く)

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