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楕円球の青春 早慶戦前

こんにちは。お寄りいただき、ありがとうございます。

更新のスピードが遅くなり、よくない傾向だと思っています。
さらに、ラグビーシーズンは一つ目の佳境を迎えようとしています。
関東大学対抗戦では、早慶戦、早明戦
関西大学リーグはぼちぼち優勝がかかった試合になってきますね。
この辺りは、国営放送がやってくれるので、
ほとんどの人が見る事ができます。

44年ほど前、どうしてたかなあ。

早慶戦前ですね。
いわゆる、ビッグゲーム。
よく日比野さんも言ってました。ビッグゲーム。

もう、AB戦はなかったような。ここまであったかな。
何しろ、激しいので。怪我しちゃう。
でも、赤黒着るかどうかの瀬戸際、
しかも最後のチャンス。
うーん、ちょっと、思い出せない。

早慶戦前日。試合前演習。
東伏見のグラウンドは銀杏が真っ黄色になっていました。

コンビネーション。
最後に、タックル。
黒黄のジャージを着せたタックルマシンに
思い切りタックルに入る。
今もやってるだろうなー。

寮は合宿体制。
自宅から通っていた人も、寮に入ります。
同じ生活リズムで、同じ釜の飯を食って。
気持ちを一つに。

「寮内緊張」の張り紙が出ます。
先輩がいいます。
「寮で白い歯を見せるな。」
一年生は、緊張します。えーっわろたらあかんの?

顔が変わってくる4年生がおられました。
本当に、緊張が、わかる。
だって、顔が変わるんですから。緊張で。

試合の前の日は、大掃除をしたと思います。
寮内掃き清めます。
ご飯は、テキとカツです。敵に勝つ。

試合に出る部員は、新しい下着を身につけます。
身の回りも綺麗にしていきます。

零戦にでも乗る感じですが、
本当にやっていたと思います。
たとえ、戸板に乗って帰ってきても
恥ずかしくないように。

ファーストジャージ着る人はこれぐらいの覚悟は、
あったと思います。

闘将は言います。
「手負の獅子は怖い。」と。
チーム力の差があるように見えても、
毎年、わからないのが、早慶戦です。

意地と意地、プライドをかけた戦い。

11月23日、勤労感謝の日、晴れの特異日に。

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