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錬氣法その6
こんにちは。練氣法最終です。
気を感じる(站椿功)(タントウコウ)
北を向いて行うと言われました。私は、今は気にしていません。
自然体で、スッと立ち、体の前にサンドバックがあるイメージで、それを抱えるように、軽く腕を回します。先頭の女性の絵は、近いイメージです。膝は軽く曲げてください。
そのまま、私は、宇宙と繋がるイメージで、目を瞑ります。すると、体が勝手に動きます。これが自然動です。
初回では出ない人もあるようです。動きも人それぞれです。私は、講習を受けた時に上体が勝手に捻るような感じを受けました。その後、回数を重ねていくうちに、前後に引かれる感じを受けています。前に引かれたり、後ろに引かれたり。強い時もあれば、弱い時もあります。5分間。
内力、いわゆる筋力。
外力、いわゆる重力や地面反力。
それ以外の3つ目の力。
氣。
この氣、があるという発見が人生観を変えるものである、と、木寺先生は仰りました。自発動が目標ではないが、自発動が出る事で、氣が感じられる、というものです。
慣れてくると、構えると、スッと自発動が出る、と仰っていました。
木寺先生は、剣道を指導されていますが、このように仰っていました。
「剣道の中段の構えはなぜ、両手で竹刀を体の前で保持するのか?」
この構えは合理的ではない、と仰っています。この形は、気の操作をするためか、と言われました。気の共有、というメモが残っています。
気合、気配、強気、弱気、気位、気攻め
気、氣
クイズ番組ではありませんが、気、という漢字を使う言葉はたくさんあります。景気などもそうですね。「気」があったほうが色々と説明がつきやすい、「気」は実態のあるもの、と先生は仰っています。「氣」の「米」の字はエネルギーの根源を表している、と仰っていました。
この錬氣法は氣を引き出す動作ですが、木寺先生が提唱れている合理的身体動作に盛り込んでおられます。このことにより、合理的身体動作を行うと、気が発揮され、筋力だけでない力が出る、と言われました。
私は、この約4年間、ほぼ毎日、30分ほど錬氣法を行なっています。特に変化はありません。ただ、不思議なものに、関心がある、というか、「氣」というものを実感したい、勉強したい、と思っています。
仕事が変わり、生活時間が大きく変化したので、毎日錬氣法ができなくなりましたが、「氣」というものに迫っていきたいと思っています。