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オムライスにデミグラスソースをかけたのは誰だ?
普段、観ることはないのだけれど、町中華のオムライスと聞いて「マツコの知らない世界」にチャンネルを合わせた(今もこの表現でいいのか?)。
私はオムライスに関してはちょっとうるさい。
以下の条件を満たしていないと本物のオムライスとは認めない。
①ケチャップライスはしっかり炒めてあること
②玉子はしっかり火が通っていること
③くるっときれいに玉子がケチャップライスを包んでいること
④出来上がったオムライスには、さらにケチャップがかかっていること
①については、ご飯と一緒にケチャップと具を炊き込んでしまう店が多々ある。特にオムライス専門店がこの傾向にある。フライパン2つ使わなくて済むし、楽なのはわかるけれど、米とケチャップが油の中で踊り、絡まってこそ、ケチャップライスたるものが出来上がるのだ。
②と③は多少の妥協を必要とする。半熟気味の玉子がケチャップライスを覆ってさえいれば良しとする。このあたりを妥協しないと、本当に本当にオムライスって、なかなか食べることができないからだ。
最後の④。タイトルにある通り、私は叫びたい。
一体、誰が最初にオムライスにデミグラスソースをかけたのだっ!?
デミグラスが強すぎて、せっかくのケチャップの味が霞んでしまう。これはもはやオムライスではない。
なのに最近は「とろとろふわふわの玉子にデミグラスソース」が主流になり、昔ながらの町中華オムライスが絶滅しつつある。なんと嘆かわしいことか。
そもそも、町中華自体が滅びつつある今、町中華オムライスは立派な日本食として、無形文化財に指定してもいいんじゃないかと思う。
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さて、マツコ~で紹介されていたオムライスなのだけれど、どういう基準で選んだのか、これは食べたい、と思うものはなかった。オムライスに革命は不要だし、わざわざ大人の味にしなくてよい。唯一、おっ、っと思ったやつには私の嫌いなグリーンビースがたっぷり入っていた。
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和田堀公園側の食堂のオムライス
紹介者には及ばずとも、私もこれまで色んなお店でオムライスを食べてきた。その中のワースト2は、いずれもオムライス専門店だった(RケルとかPの樹とか……)。
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①がアウト
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文句があるなら自分で作れよ、と言われりゃ、そうかもしれないけれど、やっぱり使い込んだ中華鍋で振るケチャップライスと、職人の技が光る玉子の焼き加減が重要だ。
残念ながら我が街の町中華店は殆どが閉店してしまい、今も残る店にはオムライスがない。
仕方がないので、大阪王将に駆け込んで、「中華屋さんのオムライス」を食べる。
断腸の思いで、②と③を妥協して。
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付け合わせのザーサイが良い(^^)