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「設立趣旨書」お披露目!名前も決まりました!

皆さまご無沙汰しております。
前回の「未来出版研究会」で、社会課題をはっきりさせることを宿題としていただいたあと、それについてまたいろいろとアドバイスをいただいたんですが……

思考回路はショート寸前、行き詰まっていました。

頭が働かなかったので、開き直ってインプットキャンペーンを開催。
積ん読を消化したり自宅の本棚をほじくり返したりして思う存分本を読んだり、インスタライブを覗いてみたり、ポッドキャストやVoicyを聴いてみたりしました。

いやぁ……楽しかった♡(笑)

ようやく頭が働きだし、PCを開きましたらば。
あんなにごちゃごちゃしていた頭の中がクリアになっていて、提出書類の中でも一番重要だと思っている「設立趣旨書」があっという間に出来上がりました。

なぜこれが一番重要だと思っているかというと。
自分が思っている社会課題やビジョン、NPO法人にならなければいけないと思った経緯などを自由に書き綴れるからなんです。

これが固まると、定款もするするっと書けて、今月の未来出版研究会が始まる前には前回よりかなりブラッシュアップした定款のたたき台まで完成しました。

定款は長すぎるのでまた別の機会に。
設立趣旨書、いよいよお披露目です!

特定非営利活動法人○○○○設立趣旨書

 近年日本では、迷惑行為やモラルの低い行動が目立つようになり、個人だけでなく企業も被害を受けるようになりました。精神的な余裕をなくし、精神疾患に苦しむ人や犯罪に走ってしまう人が増えると、誰もが安心して暮らせる社会ではなくなってしまいます。

 また、自分とは違う常識、文化、価値観を持った人を過剰に非難する人によるSNSでの誹謗中傷が原因で命を絶つ人も少なくありません。教育、経済などあらゆる格差の激しい社会で常に競争を求められ、疫病や戦争の話題が絶えず不安要素の多い現代。攻撃される側のみならず、攻撃する側も生きづらさを感じているのではないでしょうか。

 私たちは、そんな生きづらい社会を読書の力によって変えることができると考えています。文部科学省の調査(子供の読書活動に関する現状と論点/文部科学省)では、「読書をすることが多い子どもほど、コミュニケーションスキルや礼儀・マナースキルが高い傾向にある」という結果が出ており、読書が精神的な豊かさにつながるのは明らかです。

 しかし現代では、1日に300冊もの本が出版されているにも関わらず、「読書量は減っている」と答えた人が67%にのぼるとの調査結果が出ています。(平成30年度「国語に関する世論調査」の結果の概要/文化庁国語課)特に思春期で精神的に不安定になりやすい10代から読書量が急激に減り、それとともに精神疾患の発症・罹患率も大幅に増えている(精神疾患を有する総患者数の推移/厚生労働省)ことがわかります。

 さらに、日本の歴史を動かしてきた偉人たちは読書によって知識を蓄え、心を奮い立たせ、他を思いやる心と強い精神を培ってきました。それは数々の歴史書や伝記にもしっかりと記されています。

 幸いにも、読書量が減ってしまった67%のうち60%の人が自分の読書量を増やしたいと望んでいます。(平成30年度「国語に関する世論調査」の結果の概要/文化庁国語課)
 
ところが、本との出会いを創出する書店の数は年々減少傾向にあり(日本の書店数/出版科学研究所)読書離れを加速させる一因となっています。私たちはあえて「書店」という立場で読書普及率を向上させる活動を行うことにより、既存の書店やこれから書店を開業したい人を応援し、出版業界の課題解決に寄与できる存在となれると考えます。
 
 私たちはこれまで、移動式書店「旅する本屋ruco-bon*(るーこぼん)」としてイベント出店や読書会を開催し、人と本が出会うきっかけを増やし、読書をより楽しくするための活動を行ってきました。ただ本を販売するだけでなく、読書とキャンプ等の自然活動とかけ合わせ、新しい読書体験ができる場作りもしてきました。今後は地域の図書館や書店とも協力し、地域の発展にも寄与したいと考えています。

 そこでこの活動の主体である「旅する本屋ruco-bon*」に社会に認められた非営利活動を行う法人格を与えることで、どの図書館や書店とでも連携を取りやすく、住民が参加しやすい催し物の開催が可能になるのではと考え至りました。よってここに特定非営利活動法人を設立し、広く展開していこうとするものです。

 令和○年○月○日
設立代表者
氏名 大石 香


さぁさぁ、始まりました未来出版研究会。
設立趣旨書と定款を読んでいただいて、「以前よりぜんぜん良くなった!」との声をいただいてひと安心。こちらはもう少しだけ文言を書き加えたら完成
です!

そして!
私が2番目に心配していたのがNPO法人の名前

読書にまつわるあれこれをデザインしたいという思いで考えた
読書環境意匠協会
読書の楽しみ意匠協会
読書習慣創造舎
読書習慣意匠協会
読書意匠協会
読書文化意匠協会
読書文化創造舎
読書のあかり

などなど、ショートしている思考回路で考えたボツ案の数々(恥)。

「やっぱりるーこちゃんには『旅』というワードを入れてほしい!」
という鹿野さんのアツいエールと、さらに清水店長の後押しで
「NPO法人 旅する本屋」
に決定しました!(わー!!)

よしよし。いい感じ。

旅する本屋ruco-bon*と、未来出版研究会の皆さん、そしてこれから応援してくださる皆さんと。
たくさん旅して、思いっきり本屋を、読書を楽しんでいきますよ♪

書類提出の目標は5月。
どんどん行くぜー!!

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旅する本屋るーこぼん 大石 香
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