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耳うどんパーティの巻

おおまかなあらすじ↓

耳うどんとは

「耳うどんを食べよう」という忍たま乱太郎の学園長並の父の唐突な思いつきで栃木へと旅立つ事になった我々。
耳うどんとはなんぞやと思ったがどうやら栃木県佐野市の名物らしい。耳の方に成形されたうどんを出汁の効いたツユで頂くらしい。Googleで画像検索をした所、確かに耳の形に似ている。普段食べるうどんのイメージよりはどちらかと言うとすいとんとかのイメージのが近い気もしたが、何にしろ珍しい食べ物には違いない。
言い伝えによると耳の形のうどんを食べる事で悪い噂等を聞く事も無くなり、穏やかに過ごせるとか。
今回訪れた『手打そば処   野村屋本店』のHPを見てみると以下のように書かれていた。

正月三が日に悪魔の耳になぞらえて「ミミうどん」を食べる奇習で、悪魔の耳を食べてしまえば我が家の話を悪魔に聞かれないのでその年は無事息災で過ごせる。又、一説には、耳を食べてしまえば悪口が聞こえぬから近所との交際が円満にゆくなどの言い伝えがあります。

引用元:手打そば処野村屋本店
http://www.mimiudon.com/sp/)より抜粋

見ざる言わざる聞かざるの精神論

この説は非常に面白いと思った。何かしらの力のある耳を食べて自身を強化するので無く、相手の懐に入り、その一部を食べる事で災いから逃れるというのがとてもユニークであり独特な風習であると感じた。また、耳を食べる事で悪口を聞かないようにする事から悪口を言わない聞かないと言った教訓もあるのでは感じたし、まさに「見ざる言わざる聞かざる」のような日光東照宮もある栃木県ならではの風習なのでは無いかと感じた。
そう思うとこの耳うどんを食べるのが益々楽しみになり、車中でのテンションも上がるというものである。

車内にて

この日はお日柄もよく山の形がはっきり見えて雪の被った山が青く見えてなんとも神秘的で綺麗だった。そんな山を見ながら車内ではこんな会話が繰り広げられていた。

母「昨日は富士山の日だったね」
父「そうだね~」
自分「富士山と言えば昨日は富士男の誕生日でもあったんだよ」
母「富士男……?」
自分「ちびまる子ちゃんに出てくる野口さんのお兄さん!富士男って言うんだよ」
母「そうなんだ」
自分「富士男は柿絵って言う彼女が居てね!うんぬんかんぬん……」

自分はちびまる子ちゃんが好きなので何かしらにつけてちびまる子ちゃんで話題を膨らますのがちょっとした得意技なのである。ちびまる子ちゃんトークに花を咲かせつつ、こんな感じで話が脱線しながらも我々一行は和やかに栃木へと向かうのであった。
そして、この耳うどんをきっかけにちょっとした伏線が潜んでいるとは我々は知る由もなかった。

次回「野村屋本店編」

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