捨てざるをえなかった君へ
きみは「それ」を捨てた
「それ」はとても痛い。
いつも君を、いじらしく、いやらしく、むごたらしくズタズタにした。
だから、君は「それ」を捨てた。捨てざるを得なかった。
そうしなければ君の方が壊れてしまいそうだったから。
みんな責めるけど 君自身も責めるけども
それは そうせざるを得なかったわけで
そんな君を誰も笑えない。誰も笑わない。
きみは、まわりや「きみ」から薄情だ、親不孝だ、最低だなんだと言われて、
でも
幸せになって何が悪い。きみが、きみのために生きて何が悪い。
きみは
少なくともきみだけは そういっていいんじゃないか。
捨てたはずなのに 僕ができること
何はともあれ、きみは「それ」を捨てた。はずだった。
捨てたはずなのに、「それ」はときどき忘れたころにやってきて、いや、ほんとは忘れてなんてないんだけれど、
たびたび 「新しいきみ」をおびやかす。
「それ」はきみをなかなか放してくれない。すごく疼くし、きみのなかをうごめきまわる。
きみは絶望して、怒って、少し、泣く。
つらいね
そんなきみに、僕はなにができるだろうか。
なにもできないかもしれない。
無責任で、おせっかいで、見当はずれなことをいってるのかもしれない。
だけど、 だけどね
正当化とか肯定とか、どれも違う気がして、うまく言えないんだれけど
差し支えなければ 僕も その背中に そっと手を添えたい
言葉にならない「これ」をきみにとどけたい。
P.S
無責任だけど、
いつかきみが「それ」さえも 君の一部として、大切に思える日を願っています。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回は一番わけわかんなかったのではないでしょうか、笑。一番伝えたかったのはラスト当たりのに難行なんですけど、それに至るまでのものがうまく言語化できなくて、ポエムチックにしてみました。
今回の記事は自分のブログから引っ張ってきたのですが、誰に充てた文章かネタバレ的に話すと「なにか決断をしたが、その罪悪感に苛まれている」人です。たとえば、親元(特にひとり親)を地元に置いて上京したり他県に住んだりしてる人は、少なからず親を一人にしてしまっている罪悪感があると思うんです。今回の記事ではそんな痛みを持つ人が少しでも救われれ倍いなと思って書いてみました。
それでは、たまには早めに終わります。この記事があなたの「自分らしさ」に一助になれば幸いです。
メディア部 たくと
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