自己紹介的な記事(世代の話特化)INFP4w5(Tri459)
自分の世代と価値観について
NOTEを利用し始めてから、ここしばらく様々な人たち(主にINFP関連)の記事を読んだり、検索で追っていたりしてみました。
かなり共感することが多く、同じことを考えている人もいて驚いた反面、大抵が世代的には20代くらいということがわかって更に驚いてしまいました。(若い!)
私は今現在40代中盤くらいで、世代としてはファミコン世代、氷河期世代などと呼ばれることが多い世代です。(言ってみればロスジェネ世代です)
このNOTE界隈でINFPについて調べるとほぼ20代くらいなので、同じ世代はいないのかな?と検索をかけたところ、見事に私の内面から危険反応が呼び覚まされてしまいました。もはや検索をかけることはないでしょう。
この記事を書いたのも、自分の世代を書いておいた方がいいなと思ったからで、これからその辺りを紹介していこうと思います。
氷河期世代の価値観
まず、この現在40代前後の世代、一般的には氷河期世代と呼ばれていますが、正直言って私はこの世代が基本的に苦手です。
自分がその世代なわけなんですが、この時代、価値観の過渡期であり、現在よりも特に個々の持つ価値観の波が凸凹しています。
文化面や経済面を見てもらえばわかりますが、非常に癖のある時代です。
技術的な発展と経済的不況や文化的な成熟度合いがとても複合的に交差していて、20世紀末ということもあり、非常に混沌としていたのです。(ロストジェネレーションとも呼ばれていることからも)
特に価値観については旧来の固定観念、同調圧力が大勢を支配しており、現在のような多様性の容認がようやく起こり始めてきた境目のような時代でした。
ただし、悪い面だけではなく、知ってのとおり90年代~2000年代は多種多様な方面で発展を見せ、新たな可能性も多数生み出された時代でもありました。
文化面、技術面、精神面、多様な価値観が生み出され、その流れは現在も色濃く残っているように思います。
(特に電子機器類の進歩が物凄かったですね。固定電話~携帯電話~スマホなど、ほぼ近未来化してますからね。ゲーム関連の発展性も目覚ましかった)
そんな中でINFPとして生きていた私は当然ながら生き辛い状態でしたが、そもそもMBTIの概念を知ったのがここ2年以内程度のため、当時は知る由もありません。
今思えば、世間一般の価値観について強い違和感を持っていた理由がまさに頷けるものでした。(INFPエニア4w5トライ459なんて一番適合できないタイプだw)
そんな40代世代というのは、良くも悪くも価値観の波というか、バラつきが激しいと思います。(格差も当然多い)
古い固定観念を持ったままのタイプと、柔軟な(ただし社会的に弱い傾向)の価値観を持つタイプとが色濃く交差しており、時に激しくぶつかり合うことが多かったように思います。
当時のメディアや社会全体の風潮としては、当然前者が色濃かったわけで、ネットやSNSなどの発信手段が乏しかったこともあり、内向タイプは特に過酷な状況を強いられることが多かったように思います。
この世代のINFPは苦しかっただろうと思います。(自分も含めてだけどw)
今健在でいるINFP(と、それに類する内向タイプ)の方には、「よくこれまで頑張ってきたね」と伝えてあげたい気持ちです。
実は私の周りにも、同世代のINFPの方が何人かいて、それぞれやはり生き辛さを抱えている感じです。(実際に会うことがまれですが)
その中には、性格的に自分を責めてしまうというか、外的要因で起きたことでも自分に何か問題があったからなんじゃないか、という感じで考えてしまう人もいます。
やはり、感情面で不安定な感じでした。
(何とか力になってあげたいと思っているんですが、なかなか難しい・・・)
私たちの世代は、周囲の同世代の価値観に対して生き辛さを感じていますが、もう一つ重要なことが、「親の世代」も同調圧力、固定観念の強い世代であったということです。
幼少期からその固定観念の元で生きてきた両親、また社会風潮の元で育てられるわけなので、確実に内面にも影響があります。
もしかすると、この内向タイプは幼少期に凄く苦しい思いをしていた人が多かったのではと思います。
私の場合も色々ありましたが、あるときその従来の固定観念的価値観を完全に脱却した瞬間がありました。
現在の社会風潮、価値観について
昔の時代を知っているから言えることなのですが、その頃に比べると現在は非常に生きやすいです。(あくまで当時の風潮と比較してですが)
現在、価値観が非常に多様化しました。個人の考え方がそれなりに尊重され、嫌なことを嫌とはっきり示して全く問題ない社会となってきていると思います。
中には、まだそれが通用しない閉鎖的な社会(職場や家庭など)もありますけども。
とはいえ、今の時代を生きる人にとって、性格によって悩み苦しむというのは昔と同じで、現在INFPが生き易いかというと、それもまた違います。
現代は、社会の風潮や同調圧力に苦しむというよりも、自己の内面の確立や、自分自身とどう向き合って生きていくかという悩みに特化し始めていると感じます。(これは現在の私自身の悩みにも繋がっています)
ある意味、こちらの悩みの方がより高度で、解決方法がそれぞれの個人レベルで違ってくるという難しい性質に変わりました。
悩みの深さもより強くなり、昔の時代よりも苦しい問題に直面しているかもしれません。(同調圧力や社会風潮に対しては回避方法が一応あるが、自己の内面の問題は自身の心でしか解決できない)
すなわち、昔はコミュニティが自然と形成されて、その流れに乗ることができていましたが、現在は個人で選択し、最終的には自分自身の責任で生き方を決めることが必要とされる、90年代~2000年代の「自己責任論」の延長上にある時代と言えます。
これが良いか悪いか、判断が難しい問題です。
私としては、確かに選択の自由は昔よりも生まれましたが、そこに「心」の問題を置き去りにしてしまったことが挙げられると思います。
実利、合理、効率ばかりを追い求め、それ以外の価値観は形式上認めてはいるものの、本質が伴っていないような違和感。
これが、INFPに類する内向、感受性タイプにとって辛いのではないかと。
現代病と言われる心の病も、元を正せばこの辺りに原因があるように思えます。
先ほど、NOTE内に同じ世代はいないのか検索をかけたけど、危険反応が出たと書きました。
これは、恐らくこの世代特有の、または40代になってしがらみの増えた(白髪じゃないよ!?)価値観や人生観を直視するのは危険だと感じ取ったからです。
自己の内面(心の中)深くに焦点を当てて認識を深める、といった私の目指すところと違い、より現実的な問題に対する解決方法を探っている状態の方々が多いです。
これらの記事群に囲まれた場合、どうしても辛くなってしまう気がします。
個別の現実的問題に対して、自分が助けになれる余地がないのではないかと。
現実的な問題に対する現実的な解決方法を望む人々に対し、私の価値観で何かを伝えようにも、その人にとっては、全て的外れとなってしまうのではないかという怖さがあります。
また、思考の中身としては、ある意味「マルチタスク」です。
諸々の複合的な問題が絡み合って現在の問題を解決する必要がある事象に対して、内面の認識は底は奥深いですが「シングルタスク」と言えるシンプルさです。シンプル故に深い。
性質の違いを感じます。(違っていたら私が未熟です)
まとめ(まとまらないけど)
この手の話には、どうやっても結論が出せません。
○○という悩みがある。自分はこう思う。
だけど、実際に解決したり悩みが解消されるかというと、先の見えない悩みは続いてしまいます。
それは、仕方のないことかもしれませんが、何か方向性を見出したいという思いがずっとあります。
思うに、現代は選択肢が多様になった弊害として、「目指すべき方向性が見えない不安感」が色濃く生じていると思っています。
特に感受性が強く、世界を俯瞰するような捉え方をする性格の人(まさにINFPだと思う)にこの不安が致命的に刺さると思います。
これが、目の前だけを見て生きられる人にはそこまで深刻ではないです。
(現実問題を現実的に解決すれば良いという生き方)
これは見ていてある意味羨ましくもあり、一方で自分の価値観、世界観は譲れないものだという強固な感覚もあります。
この性格が確立してしまった以上、どうやってもこの悩みからは抜け出せない。
であれば、その「悩むこと自体」を自身の一部として捉え、その代わり得るものに目を向けるというのはどうでしょうか。
悩み自体には答えは出ず、依然として生き辛さを感じ続けますが、その悩む対価として(言い方は好きではないが)豊かな感受性、他者の痛みを感じ取れる能力、(精神的な)ヒーラー能力、発想力、柔軟な適応力などが得られたのだと。
思うに、我々感受性で生きるタイプにとっての世界の景色は、他の外向的なタイプとは全く違うものに映っていると認識しています。
(物理的な映像という意味ではなく、内面的な感じ取り方という意味で)
それ程に貴重な感覚だと自覚して良いと思います。
ただ、現代における実利性、合理性を重視する社会においては、その能力が目に見えないものとして扱われているに過ぎない。(不幸なことだけど)
答えは出ませんが、「この種の悩みはあなた一人だけ感じているものではない」とだけ、覚えておいて欲しいです。
その気持ちを共有し共感できる人が、実は近くにいるのだということを知ってもらいたいがために、この記事を書いているようなものです。
(ただ、同じ世代のINFPなどはどこにいるのだろう)
今後、こういった内面的な表現する記事から、何らかのヒントが生まれてくれることを期待したいところです。
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