【必見】布団の適した洗う頻度とは?|プロが教えるおすすめのお手入れ方法!
5月から6月にかけての季節は、梅雨入りする時期でもあります。湿気が増し、カビやダニの繁殖が活発化する可能性が高まります。みなさんは、布団のお手入れはしっかりされていますか?この梅雨の時期は、特に湿気が溜まりやすく、布団のお手入れを怠るとカビやダニが繁殖してアレルギーなどの様々な原因を発生させます。今回はそんな布団の洗う頻度やお手入れのポイントなどをご紹介します。お手入れが難しい布団をこの機会に綺麗にし、清潔な布団で快適な睡眠環境を保ちましょう。
布団汚れの大きな要因は寝汗などの湿気
あまり汚れていないように見える布団ですが、実は様々な要因で汚れが蓄積されています。その中でもダニやカビなどの細菌の繁殖が大きな要因の1つとしてあります。人は寝ている際にコップ1杯分の汗をかくといわれています。カビやダニは高温多湿の環境を好むため、そういった寝汗による湿気や人から出るフケや皮脂などが原因で大量に繁殖します。カビやダニの死骸やフンはアレルギーを引き起こす原因になりますので、布団を清潔に保つには洗濯など、日頃からのお手入れが必要となります。
洗う頻度の目安は1年に1回~2回
布団の洗う頻度は1年に1回~2回くらいが一般的になります。夏用と冬用で使い分けている場合は、その変えるタイミングで洗濯して綺麗な状態で次のシーズンまで保管することをおすすめします。洗う回数が多すぎると布団を痛めてしまう可能性もあるため、気を付けましょう。
また、シーツや布団カバー、枕カバーなどは肌が直接触れているため、汚れが溜まりやすいです。最低でも1週間に1回は洗うようにこまめに洗濯する習慣を付けましょう。
自宅でお手入れする際のポイント
次に自宅でお手入れする際のポイントについてご紹介します。洗濯機で洗う際に注意することや簡単にできるお手入れ方法など、ぜひ自宅でお手入れされる際には参考にしてみてください。
〇洗剤は中性洗剤がおすすめ
布団を洗う際にいつもと同じ洗い方だと、洗剤がうまく混ざらずに洗いムラになる恐れがあります。洗剤は水に溶けやすく、溶け残りにくい液体洗剤がおすすめです。その中でも羽毛布団を洗濯する際は、中性洗剤を使用しましょう。アルカリ性洗剤は洗浄力が高いのですが、羽毛に含まれる必要な油分も洗い流してしまうため、羽毛布団のふんわり感が損なわれる可能性があります。洗濯機で洗う際は事前に水を張り、そこに中性洗剤を先に混ぜてから布団を入れるようにしましょう。
〇必要なものは100円ショップで揃えよう
布団を洗う際に傷つくことを防ぐ洗濯ネットや、干す際に便利な洗濯バサミなどは全て100円ショップで揃えれるので、初めて自宅で洗うという方にはおすすめです。まずはお試し感覚で揃えてみて、今後の使い勝手や洗う頻度にあわせて追加購入や使い勝手のよいものを探してみるのがよいでしょう。
〇日頃から簡単なお手入れを心掛けましょう
洗う頻度は先ほどお伝えしましたが、それでも布団は毎日使うものなので、普段からお手入れをすることをおすすめします。例えばカビの対策としては、湿気を溜めこまないように布団をこまめに干すなどです。特に、敷布団は直接床に敷いていると湿気が溜まりやすいため、干す頻度を多くしたり、湿気対策としてすのこを使うなどがよいでしょう。マットレスも同様に、使わない時は床と接していた面を上にして立てかけるなどをして対策しましょう。
各種洗い方のメリット・デメリット
次に布団のお手入れ方法について、各種のメリット・デメリットをまとめたのでご紹介します。布団を洗濯される前に参考にしていただければ幸いです。
〇洗濯機
布団は洗濯機で洗うことができます。洗濯機のメリットは自宅で洗えるため、クリーニングやコインラインドリーを使うよりも比較的に節約して洗うことができる点です。ただデメリットとしては布団の種類や大きさによっては洗うことができないということです。洗濯機容量をオーバーして洗うと、脱水時の負荷が大きくなり、故障の原因に繋がります。洗濯機で洗う際にはその点は注意しましょう。洗濯機や布団の種類にもよりますが、洗濯機の容量が7~8キロならほとんどの布団は洗えます。イメージは洗濯機の7~8割くらいに収まる目安で、洗濯する際は洗濯機の説明書を事前洗えるかを確認するようにしましょう。洗濯機での洗濯は容量が収まるサイズの布団でコストを抑えたいという方におすすめです。
洗濯機での洗い方
①洗濯表示を見て水で洗えることを確認する。
(※表記が水で洗えないものは自宅では洗えません。)
②布団を洗濯機に入るサイズに丸めて、専用の洗濯ネットに入れます。
③洗濯機に水を張り、洗剤を先に溶かしておく。
(洗いムラになるのを防ぐため)
④布団を洗濯機に入れます。この際に押し込んで布団が浮き上がらないように水を含ませます。
⑤大物洗いや毛布洗いなどのモードで洗浄します。
⑥脱水が終わったら、2本の物干し竿の上に、またぐようにして干します。
(繊維を傷めたり日焼けの恐れがあるため、日陰干しがおすすめ。天日干しをしたいという方は、シーツやカバーを付けて干すとよいでしょう。)
〇コインランドリー
布団はコインランドリーでも洗うことができます。メリットは洗濯機で洗うよりも楽に洗濯から乾燥までできるという点です。自宅から持っていく必要はありますが、コインランドリーに行けば洗濯から乾燥までを一貫してできるため、非常に楽にお手入れすることができます。また、乾燥機での乾燥もできるため、他の方法よりも早く乾きます。洗ってもその日中には布団を使える状態なのは他の方法にはないメリットです。デメリットとしては、持っていく手間が発生する点です。これは車などで簡単に運べる方なら気にならないですが、そうでない方はコインランドリーまで運んで持ち帰るのに苦労します。また、布団の種類によっては乾燥に時間が掛かり、乾燥に何度も確認する手間が発生する場合もあります。簡単に運べるもしくは自宅の近くにある方で、代わりの布団が無いなどでその日中には欲しいという方におすすめです。
〇宅配クリーニング
宅配クリーニングは自宅にいたままクリーニングができるサービスです。メリットとしては注文から完成まで自宅にいてるだけで完結するため、洗濯に関する手間が全く掛からないという点です。また、クリーニング店に任せるメリットとしてプロが専用の機械や溶剤を使ってしっかりと布団のお手入れをしてくれるため、安心して清潔な状態を保つことができるという点もあります。デメリットとしてはコインランドリーと比べたらコストが上がるという点と、完成までに時間が掛かるという点です。手間を掛けずに布団のお手入れをしたいという方にはおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?布団は洗濯するのが大変で、なかなか洗えていないという方も多いかと思います。しかし、除菌スプレーや天日干しだけでは汚れは落ちないため、布団を清潔に保つためにも一定の頻度で洗うようにしましょう。自宅の洗濯機やコインランドリーでも洗えますが、自分で洗う手間を省きたい方や布団を運ぶのが大変だという方は宅配クリーニングがおすすめです。
人生の約3分の1は睡眠に費やすと言われています。睡眠の質を高めるためにも、自分の生活スタイルに合ったお手入れ方法で布団を清潔に保ちましょう。
最後まで見ていただきありがとうございました!