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本当は太陽と仲良くなりたい話
こんにちは!
今日は、難病と紫外線の関係、そして太陽をイメージする演技訓練の話をしたいと思います。
全国的に雨の日にわざわざする話ではないかもしれないけど…笑
私たちSLE(全身性エリテマトーデス)患者にとって日差しは天敵です。SLEは太陽の光によって症状が悪化すると言われているので、夏は暑さだけでなく強い日差しを避けなければいけません。
夏の海水浴やプールなんてもってのほか。私はもともと海で水着をきて夏をenjoyするタイプではないのでそこまで苦にはなりませんが、でも「禁止!」って言われるとやりたくなるのが人間ですよね~(笑)
高校1年生のプールの授業以来水着は着てないので(スクール水着を水着に入れていいのかはおいといて)久しぶりにプールや海に入ってみたいなあという気持ちはあります。考えたらおしゃれ水着なんて着たことないかも…
水着、着られるうちに着ときたい…。
紫外線対策でいうと、今のような真夏は日傘に帽子、サングラスにマスク、という完全防備でウロウロしています。誰だかわからないですね(笑)
冬でも日焼け止めと日傘は欠かせません。SLEの患者さんはそういう人たち多いんじゃないかなあ。
冬に日傘をしていると変な人に思われてイヤ、と言っていたSLEの子がいたけど私は「将来シミ無くていいじゃーん」というふうに割り切って考えています。もうすでにありますけどね、ちっちゃいシミ…。
でも日差しを避けなければいけなくなったことで出来なくなったことが一つあって、それは演技訓練の一つである「五感の記憶」の「太陽」です。
「五感の記憶」というのは例えば「コーヒー」だったら熱さや香り・コーヒーカップの重さや質などを実際には手に持たずにイメージだけで感じてみる、という訓練です。
舞台などではいつでも小道具があるわけではなく、たとえ小道具が無くてもなにをしているかが観客にちゃんと伝わる必要があり、これはそのための訓練でもあります。
コーヒーカップを細部まで鮮明にイメージできると、手に重さが感じられたり本当にカップを触っているかのように手が熱くなったり、本当にコーヒーを飲んでいるのかと錯覚するほど味が感じられたりするんです。
梅干しやレモンを想像してください。
耳の下が痛くなったり唾液が出そうになったりしたでしょ?本当に食べたわけでもないのに想像しただけで身体に影響が出る、これと同じ感覚です。
「太陽」をイメージするとどうなるか。
例えば顔の右半分だけ太陽が当たっている想像をすると、しばらくすると顔の右半分だけが赤く上気してくるんです。体もポカポカしてきます。
この「太陽」はあたたかくとても心地がいいので病気になる前は好きな訓練だったのですが、SLEになってからは太陽に当たっているイメージをすると「日に焼ける…避けなければ!」という嫌な感覚が先に来て集中できなくなってしまいました。最近ではもう「太陽」の訓練はやってません。
いつかまた何も気にせず太陽をイメージできるようになるのが私の夢の一つのです!
今はその代わりと言っちゃなんですが、ポカポカ心地いい気分を味わいたいときは「お風呂」をやっています。温かいお風呂に入っているのをイメージして、足の先から首元まであたたかくてやわらかいお湯に包まれているのを感じるんです。
リラックスにもってこいだと思います。道具は何もいらずただ自分の頭と体を使ってイメージするだけなので移動中でもどこでもリラックスすることが出来ます。
こんな真夏に言うなよ!って感じだけど、特に冬におすすめです(笑)
良かったら試してみてね!
ではまた!
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