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生ひ優る

「他の子より、ワンテンポ遅いんです」
と先生に言われていたあなたが、
宿題をわざと忘れていっていたあなたが、

泣いてばかりで、ミルクも飲まなくて、
小さくて、小さくて壊れそうだったあなたが、

四六時中、ゲームのことしか考えてなかったあなたが、

「俺、留学したいな」
「自分で行くから、送り迎えなんかいらない」
「会社起こしてみたい」
「おかん、バカなの?」

なんて、いっぱしの口を聞くようになった。

自転車で学校にいくあなたの背中が眩しい。

少年よ! どこまでも羽ばたいて行け!

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RUMI
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