見出し画像

"Pelikan"の真髄を知るまで。

"Pelikan"と聞き、何を思うか。
鳥か?

かわいい。

いや違う。何よりスペルが違う。
鳥のペリカンは「Pelican」だ。じゃあPelikanってなんだよ。

何を言おうペリカンは老舗の画材/文具メーカーである。
知らない人に簡潔に説明すると…
日本では万年筆が有名だ。
万年筆や文具を趣味としている人はみんな知っているのでは?
そんな大手文具企業。創業はドイツのハノーバーです。
簡単に歴史を振り返ってみよう。

歴史

・1838年、ドイツのハノーバーにインク等の画材製作工場が誕生!
 めっちゃ老舗。
・1873年、会社を引き継いだ方が家紋を下にペリカンのイラストを商標に。
 ついに、ペリカンブランドが幕を開けた。
・1878年、そのマークがドイツの初の商標となる。
 ここからも老舗さが伝わってくる。
・1950年、皆さんご存知スーベレーンの原型となる万年筆が登場。
 ついに。これが「ペリカン400」。

ここまではまだいいとしよう。
ただ、1960年、まさに"社会への貢献"となる出来事が起こる。

1960年
教育者と、万年筆デザイナーの協力により、
学校用万年筆「Pelikano(ペリカーノ)」が発売される。
これが一斉を風靡する大ヒット。
ヨーロッパの学校では定番の品となり、
"世界で一番売れたスクール万年筆"と称された。

これは本当に社会への貢献と言える偉業だと。
実際ペリカーノは今も使われている。

まあマレーシアの企業に買収され
その後フランスに手放されたことなんかはおいておき、
歴史はここらへんで終わりとしておこう。

きっかけ

自分はなぜここまでペリカンに取り憑かれてしまったのか。

きっかけはまさに、文具沼である。
自分は学生で、もともとは勉強に使うため、使うためにシャープペンシルを収集していたのだが、次第に興味がなくなっていった。
今のブームはボールペン、そして万年筆。
そこで触れたのは「シゴトの小道具」というチャンネルである。

ボールペンのみ、すごく細かく紹介してくれるニッチなチャンネルだ。
そしてここで自分はPelikanに魅了されることになる。
この動画だ。

衝撃第一波である。
もともと、冒頭部分で出したペリカンという鳥が大好き(?)で、
このサムネイルを見たときには運命かと思った。
「ペリカンだ!え、ペリカン!?ブランド名?ペンの名前?」
見ずにはいられない。
そしてこの動画を見終わった頃にはもうとっくに"Pelikan"の虜だった。
ボールペンの動画だった。それがとにかく美しく見えて。
こんなにキレイで、豪華すぎず、大人っぽいペンがあるなんて..。
その時の気持ちだ。
amazonを開く。
「Pelikan ペン」検索っと..。
そこで衝撃第二波だ。
「万年筆,かっこよすぎ..。」
もちろんボールペンもキレイでかっこよかった。
でも万年筆は比にならない美しさを持っている。
その時見たのは、確かm405の黒縞だった記憶がある。

何だこれは。かっこよすぎないか?
ネットサーフィンの手は止まらなかった。

それが、Pelikanとの出会いである。
学生のため財力はない。僅かなお小遣いをため、なんと今年の
5月にm205と、k405を購入できる。
価格変動がないことを祈るばかりである。orz(土下座)

企業理念

そんなPelikanの企業理念をいくつか紹介したい

-当社の伝統
当社は、当社の豊かな歴史を尊重し、その伝統からインスピレーションを得ています。
-当社の製品
当社は、革新的で高品質な製品を生み出すために、情熱、専門知識、責任感を持って取り組んでいます。
-私達の人々
当社は、お客様と同僚を尊重し、思いやりを持って、誠実にチームとして業務に取り組んでいます。
-学習と教育
私たちは、学びは決して終わらないと信じており、製品を利用しやすくすることで、すべての人に学び、成長する機会を提供することを目標としています。
-私達の惑星
私たちは、より持続可能な企業を目指して、日々、製品の作成方法や流通方法を問い続けています。

https://www.pelikan.com/int/company/our-values-1.html より引用

この「推しの企業」の重要部である「社会への貢献」。
5個目なんかは今やどんなブランドだって掲げている。
ただ、これに関することをペリカンのホームページでは、
「未来の子どもたちのために巣を守る」
ちょっとこんな表現にしびれたり…。
話を戻そう。
「社会への貢献」。
ここで重視したいのは、4番目の学習と教育である。
「学びは決して終わらない。私達は常に人々の成長のための道具を作り続ける。すべての人に学んでもらうために。」
そんなペリカンの社会への意気込みが感じられ、感銘を受けた。

おわりに

そんなペリカンが大好きだ。
鳥も。会社も。
ペリカンに闇落ちしてほしくない。
永遠に続いてほしい。
最近の値上げで価格がmontbranc並に高くなったので
ちょっと好感度は下がったが。

それでも私はペリカンが好きだ。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集