#39【食べたものが、「あなた」という事実】
BMI30の80代女子の食事の話。
※Body Mass Index = 肥満度を示す体格指数
その人は、私が見たことのある変形性膝関節症を患った人の中で、一番膝が「変形」している人だと思います。
左の股関節から足関節まで、と、
右の股関節から足関節まで、とで、
大きな円を書いているような俗に言う「O脚」
膝の内反変形と言いますが、
その膝が体重がかかるごとに、外側へグーっと広がる…
あーーーもう想像しただけで痛い!
今日はその人の食事について書いてみたいと思います。
*
その人は、その記憶が確かなら、50代から膝が痛かったと話しておりました。
60代の頃には、頑張って減量をしてかなり痩せたとも。
「そのあとは?」と私が聞くと、
「この通り!」と、とてもにこやかに言いました。
そこから、私の質問攻めが始まった訳です^^;
*
どんなものが好きか。
小さい頃はどんな食事だったか。
戦後の話も含めて、色々聞きました。
その中で、印象に残ったことが3つあります。
・野菜があまり好きではない
・卵があまり好きではない
※ここで「あまり…」というのは食べれば食べられるという事
そして、これが衝撃の一打
・ご飯に砂糖をかけて食べていた
_:(´ཀ`」 ∠):オエ〜
目玉が飛び出し、危うく口からも…
日本には、おはぎやぼた餅のようなお菓子もありますが…
この人のこれまでの食生活は、なかなかの甘党なことは分かると思います。
甘党が悪いとは言いませんが、この人は、
糖尿病でもあります。もちろん、2型の。
合併症になることも考えると、少し食事に関してのお話は厳しく言う事もあります。
そして、問題の認知症もです。
結構、忘れます!薬の管理はだいぶ前から出来なくなっています。
*
お分かりの通り、そのようになってから、
指導したのでは、こういう言葉が返ってきてしまいます。
「もういいの。人生はあと少しなのに我慢はしたくないわ。」
現に、似たような事を言われた事があります。
そして、全てが繋がっています。
①極度の甘党
②2型糖尿病
③肥満
④変形性膝関節症
①と②と③は、繋がっているのはイメージ湧きますよね。
③と④も、大いに関係します。
しかし、①と④もとても関係していると言えます。
今でこそ、
糖質は摂りすぎと酸化や糖化を早める…と、
糖質制限を盛んにうたった商品も多いかと思います。
その「糖」を日頃から摂りすぎている状態で過ごしてきたこの人は、糖化がかなり進んでいる事でしょう。
つまり、体内のコラーゲン繊維はかなりダメージを受けているし、もちろん関節、関節周辺の組織はコラーゲン繊維。
そして、糖を摂りすぎると、血中のpHは酸性に傾く。それを中和するために、カルシウムが骨から溶け出る…骨が弱くなく、体重が重かったら、関節の変形が徐々に起きてくる…
ざっくりというとこんな具合で、繋がっているわけです!!もちろん認知症も繋がります!
*
【食べたものと飲んだものでカラダができている】
逆に言えば、
【食べて飲んだもので「しか」カラダはできない】
それ以上でも以下でもない事実です。
皆さんは、未来をみて、今日何を食べますか?
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では、今日はそんなところで。
るぅ先生でした♪
ステキな時間をお過ごしください♪
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