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『ニューロマンサー』を読んだ (21/2)

ウィリアム・ギブソン
(黒丸 尚訳)
『ニューロマンサー』
早川書房、1986年。
2017年(電子書籍版)。

1984年ネビュラ賞、1985年ヒューゴー賞受賞。

サイバーパンクの代名詞的存在と言わている。映画『マトリックス』は、『ニューロマンサー』の映像化を目指した(出来なかった)らしい。

主人公ケイスは凄腕のハッカーだったが、脳神経を破壊されたことにより仕事が出来なくなった。そこに現れた謎の男が治療と引き換えに、ケイスに仕事を依頼する。。
というのが冒頭のあらすじ。

読み進めると、上述の『マトリックス』など後の映画やSF小説に大きな影響を与えたことがわかる。
発刊された1980年代はインターネット黎明期。というより幼年期。現代に至ってなお読者に未来への憧れを感じさせる小説であり、凄まじい想像力だ。

とはいえ一度読んだ程度では理解しきれない概念も多く、場面転換が頻繁なこともあり、全てを認識できたのか、と考えると微妙ではある。
いずれまた読み直そうと思う。

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