『Self-Reference ENGINE』を読んだ。(21年3月)
抽象的かつ哲学的、それでいてSFの世界観で語られる短編集 。全ての短編は独立しているかのように見えて繋がっている。そのことは読み進めるにつれてわかってくる。故に実際には短編集ではないが、内容の難解さを踏まえ、一般的な観点から見ると恐らく短編集に分類されるだろう。
床下から大量に出てくる血色の良いフロイト、背中に解読不能の刺青を施されたナマズ、少女のこめかみから過去方向に吹き飛んでいく銃弾。
何のことか分からないと思うが、読了直後にコレを書いている自分にとっても、本書に何が書