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RyutaroM
2021年3月25日 08:37
伊藤計劃『虐殺器官』早川書房、2012年。テロが無くなった代わりに内乱と紛争が頻発する世界観。主人公は軍人として暗殺を主に担う。高校生の頃、打海文三の『裸者と裸者』シリーズを読んで衝撃を受けたことを思い出した。両書とも戦記物だ。未来が舞台で、生々しく血潮噴き出るような世界観。どうしてこのように話を作れるのか疑問だった。打海、伊藤計劃、両者とも未完の大作を残して夭逝している。戦争物