キャリアの時価総額を上げにいこう
こんにちは、RtoRの井川です。
当社は、人材紹介会社の人材紹介コンサルタント1ポジションに絞って、人材紹介ビジネスを行っている会社です。
そのため、面談する方の多くは、人材紹介ビジネスの経験者か、未経験で人材紹介ビジネスを目指す方のどちらかになります。
その中で、人材紹介コンサルタントとして生涯活躍し続けられるようなキャリアパスをご提案させていただくのですが、生涯活躍し続けるキャリアコンサルタントはどのような仕事をしている方々なのか?また、どのように転職しながらキャリアアップしているのか?について書いてみたいと思います。
「人材紹介コンサルタントのキャリアアップ」
一般的論はさておき、キャリアコンサルタントとしてキャリアアップしていく過程には、①業界/職種の深堀り型、②ハイレイヤー/高単価移行型、③エクスクルーシブ/リテーナー型などがあり、一方でこれらの経験を活かしたチャレンジ的なキャリアとして独立や事業立ち上げ責任者などのキャリアもあり得ると思います。
① については、担当する領域を限定していき、その領域におけるプロフェッショナルになることで、他の追随を許さない質の高いコンサルタントを目指す方々です。
② は転職支援をする対象者が、年収レンジの低い、若しくは、キャリア的に未熟練な方々のキャリア支援から、より年収の高い属性や各業界や職種でハイキャリアな方々を対象に上げていくことを目指す方々です。
③ は②とは逆にクライアント側の取引を、人事担当者クラスとは仕事をせずに、社長や役員とのみ仕事をして、は独占的、若しくは寡占的な求人案件のみを扱ったり、場合によっては、リテーナー(前金)で求人依頼をもらえる仕事に行う方々です。
「ノーチャレンジな転職は要注意」
人材紹介コンサルタント特化のエージェントをしていて大変残念に思うのは、現職が嫌になり、そのタイミングで元同僚や元上司などから誘われて、安易に転職してしまうことです。
皆さんも仕事柄、「むやみに転職回数を増やさない方がいい」とアドバイスされていると思いますが、その皆さん自身があまり良く考えずに、「知っている人がいる会社だしいいだろう」と安易に転職されることがあります。
特に昨今の人材紹介ビジネスは群雄割拠で、「少しでも経験している人材がいれば誰でも欲しい」とニーズが沸騰しています。
そのような状況下で、「先輩に誘われたから」と大したキャリアアップにもつながらないような環境に転職しても無駄に転職回数を増やしてしまうだけです。
どうせ転職するなら、①~③のような今の環境では得ることができない経験を積むことができるチャレンジングな環境に転職してほしいと考えています。そのような、ある種の脱皮のようなことを繰り返した人が、生涯活躍することができるキャリアになると思います。
「キャリアコンサルタントの時価総額を上げる方法」
また、キャリアコンサルタントとして長く活躍していくためには、どこに転職しても高く評価される人材になることが必須だと思います。
一般的には下記のような比較でみられることが多くなります。
・CAよりRA、RAより両面
・自社集客よりも自分でスカウトして決定できる
・ジュニアレイヤーの求職者よりもミドル、更にハイクラス、エグゼクティブと年収が高いレイヤーの転職支援が得意
・企業の人事担当者ではなく、経営クラスに切り込んでいける
・バラバラの業界を担当するよりも、特定の領域に強いコンサルタント
また、その他にも、下記のような観点で見るのも有効だと思います。
・知り合いがいる会社よりも誰も知り合いのいない会社
・経験豊富なコンサルタントが多く在籍している会社
・コンサルタントの生産性が高い会社
・人材紹介を事業として真剣に取り組んでいる会社
また、大手の分業体制において、数量を追い求める仕事で成果を上げている方よりも、両面で一定の売上を上げている方の方が評価されます。
例えば、RA/CA分業で1億円以上の売上をあげても、両面で求人も求職者も自分で探して4000万円決められる人のほうが評価も高いし、年収も高くなります。
そういう意味では、自分自身のキャリアの価値を決めるのは、自分でもなく、今働いている会社でもないかもしれません。
自分の価値は、同業界内での評価(市場価値)が決めるのだとすると、自分自身のキャリアの時価が一体いくらなのか?どのようにすれば市場価値が上がるのか?を考えてみるのも面白いかもしれませんね。
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