求職者の集客方法を教えてください
こんにちは、RtoRの井川です。
先日、ブレインラボさんとサーカスさんとの共催でセミナーを開催させていただきました。
テーマは、「今伸びている人材紹介会社は何をしているのか?」でしたが、テーマがうけたのか300名近い事前エントリーがあり、200名を優に超える方々にお越しいただくことができました。
中には、人材紹介ビジネスをこれから立ち上げようとしている方や、現在人材紹介事業を行っておりなかなかうまく立ち上がっていない事業者さん、うまく立ち上がっているものの個人的に聞いておきたいといったスタンスの方など、様々でした。
「求職者の集客に困っている」
事前の質問や当日の質問で最も多かったのは、「求職者の集客に困っています。どうしたらいいでしょうか?」といったものでした。
やはり超売り手市場化が進む中で、各社さんの課題としては「集客(求職者獲得)」が最も高い関心事のようでした。
私自身も、スカウトサイトと自社集客をバランスよくできるように心がけており、できれば将来的には自社集客比率を上げられるように常に何かできることはないか考えています。
どちらの会社さんでも同じことを考えていると思いますが、実際には「具体的な行動を起こしている会社」と「何もしてない会社」とはっきりと分かれます。
集客に関しては、1コンサルタントが考えられる範疇を超えることが多いため、会社単位で方針を決めて取り組んでいく必要があることを訴えさせていただきました。
「スカウトサイトの活用方法」
集客方法にも、自社サイトなどを経由して集客する方法(自社集客)とスカウトサイトなどを利用して集客する方法に分かれると思います。
スカウトサイトをメインで活用する方法を選ぶにしても、会社によってその活用方法は異なります。
スカウトサイトをうまく活用できている会社は、リサーチャーなどのスカウト専門の部署を設けており、個々のコンサルタント任せにならない仕組みを構築しているところが多いように思います。
スカウトサイトを活用するにしても、個々のコンサルタントに任せていては生産性にばらつきが出てしまいます。
どのスカウトサイトから何件のスカウトを送り、何件の返信を目標にするのか?誰がどのスカウトサイトを使うのか?ウィークリー、マンスリーで行動管理を行えているか?などより効率的な活用方法を行う余地はあるのではないでしょうか。
また、導入コストの低いスカウトサイトばかりを使っている会社もありますが、導入コストをケチって運用していると、結局いい人材と巡り合うことが減り、コンサルタントの生産性もそれほど上がらない状況に陥りやすいと思います。
人材紹介事業に参入するのであれば、導入費用くらいは負担する覚悟で参入してほしいと思います。
「自社集客って何からやるのか?」
一方で、自社のマーケティング活動により集客数を上げることも可能です。
その会社の売り上げ規模感などによって、やれることの違いが大きく、大手エージェントや上場エージェントなどは予算額も大きく、WEB広告や交通広告、テレビCMなどもできますが、ほとんどのエージェントはそのような大規模なマーケティング活動はできません。
小規模のエージェントでもまずは小さくマーケティング活動を行っていきたい場合は、自社ホームページ内のコンテンツの充実、SNS(Facebook、LinkedIn、X、YouTube、TikTokなど)の活用、集客対象者のセグメントに特化したWEBサイトや専門誌などへの広告掲載などが考えられます。
では、自社ホームページ内でどのようなコンテンツを作ればいいのか?という点については、中堅以上のエージェントで自社集客に力を入れてそうな会社や、最近よく聞くエージェントのホームページなどを10社も見ればなんとなくわかります。
SNSなども始めたいけどなかなか一歩を踏み出せていない経営者や個人も多いです。
私がセミナーで申し上げたのは、ビズリーチやRANがリリースされた15年ほど前の時点で、エージェントは「スカウトサイトの代理店になるのか?」「自社独自の集客方法を持つエージェントを目指すのか?」に2分されることは明白であり、これから先はより一層差がついてくるということです。
エージェントとしてどの道を歩みたいのか?しっかりと経営判断を行ったうえでの運営が必要であることを訴えさせていただきました。
スカウトサイトメインで集客するも良し、自社集客に注力するも良しですが、何も考えずになんとなく事業運営するのはお勧めしません。
集客方法を見定めて、その集客方法を磨き上げたエージェントが勝ち残る世界がもうそこまで来ているように思います。
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