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年収500万円でも5000万円でも悩む

こんにちは、RtoRの井川です。

先日あるエージェントのトップコンサルタントの方と、別のエージェントの経営者の方と一緒に会食をする機会がありました。

その際、話題になったのは「お金に関する話」です。

そのトップコンサルタントの方は年間売上が1億円を超えており、インセンティブを含めて年収がざっくり5000万円ほどとのことでした。

両面の人材紹介でクライアントからの求人獲得や求職者集客も自分でやっていれば、そこそこ還元率の高いエージェントだと40~50%くらいは還元されるので、1億円以上売上が作れればそのくらいに年収になることはあり得ます。


「年収5000万円の悩み」

皆さんは年収5000万円も稼いでいて悩むなんで贅沢だ、とか思うかもしれませんが、稼ぐ人は稼ぐ人なりに悩みは尽きないものです。

年収5000万円にもなると税金や社会保険が非常に高くなりますので、手取りだと2600万円~2700万円くらいになります。

稼いでいる人からすると、年収の半分近くも国に吸い上げられていると感じてしまいます。そうならないためにも何か節税できないか?と考えるのが自然の流れです。

ただ実際にはサラリーマンでできる節税は限られていますので、SNS広告で流れている「年収1500万円以上の人はハワイに別荘を持って節税しよう!」みたいな胡散臭い広告に騙されたりします。(実際に良い商材なのかもしれませんが、印象で言っています、すいません)

そのレベルの年収になると生活レベルも上がり支出も多くなります。家族の要望も高くなりますので、高価な外食をする機会も増えますし、新幹線の移動はグリーン車、飛行機はビジネスクラスに乗ってみたいと、いくらお金があってもきりがありません。子供がいれば私立の学費、塾代などもかかり大変です。

しかし、リーマンショックやコロナ禍の非常事態宣言時など、人材紹介の求人が急にクローズになり、企業の採用意欲が極度に下がることが時々あります。

また、突然の不況ではなくとも、メインクライアントが採用を凍結する、特定の業界が不振に陥る、会社の経営不振、人事評価制度の変更など、様々な不安要素を抱えながら、常に「翌年も売れるだろうか?」「来年の税金は払えるだろうか?」と不安になります。

「年収500万円の人は年収1000万円を羨み、1000万円は5000万円を羨む」

一方で、年収500万円の人は、特に大都市圏在住で家族持ちの方は、昨今の物価高の影響もあり、余裕のある暮らしはできないでしょう。

できれば1000万円稼ぎたい、1000万円稼げたら相当楽になるだろう…と考えるかもしれません。

しかし、実際には年収1000万円の収入がある人でも、子供を私立に入れたい、たまには外食したい、たまには旅行したいとなり、都内でマイホームを持ちローンを組んでいるような人の場合、奥さんの収入次第ですが、奥様が扶養の範囲内程の収入であれば、そのような条件下では「カツカツ」の状態でしょう。

500万円の収入の方がイメージしている生活には程遠く、年収1000万円でもランチはカップラーメンと言う人はゴロゴロいます。

年収1000万円の人からすれば、年収2000万円、ましてや5000万円ともなると何の悩みもなくなると感じるかもしれませんが、そうでもありません。

つまり、年収がいくらになろうとも、基本的な悩みは尽きないということなんだと思います。

「足るを知る者は富む」

中国の言葉に「足るを知る者は富む」というものがあるようです。ネットで調べると、このような事がかかれています。

「足るを知る」とは、身分相応に満足することを知り、それ以上は求めないようにすることを意味する慣用句です。

「足るを知る」の考え方は、次のような意味合いがあります。
• 自分の持っているもののありがたみを知る
• 欲を少なくし、目の前の幸せに気づき、感謝する
• 精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていく
• 自己中心的な欲望に執着せず、真に心が満たされるような願いに目覚める
「足るを知る」の考え方は、生活に取り入れることで、精神的な豊かさと幸せを感じることができます。

私の解釈としては、足るを知りある程度余裕のある暮らしさえあれば、それ以上求めないことが心身ともに健全であると思うようにしています。実際には、その境地至ることはなかなか難しいですね。

先日、とあるSNSで流れて来たお金に関する投稿に共感しましたので、思わず保存してしまいました。そこに書かれていたのは、

「大金持ちになりたいのではなく、
・ユニクロを高いと思わない
・カフェでドリンク+スイーツが頼める
・友人からの旅行や飲み会の誘いに乗れる
・ちょっと良い季節の果物を買える
・KALDIで気になったものを買える
こういうお金の悩みから解放されたいだけでした。」

というものです。

何かまさにそんな感じだなと思いました(笑)。あまり求めすぎて、お金の事、稼ぐことばかりに気を取られていては、人生の大事な部分を見落としてしまいますね。

年収500万円でも5000万円でもお金のことで悩んでる。お金って何なんだろうなと思う今日この頃です。

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