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人材紹介コンサルタントは土日にどの程度働いているのか?

こんにちは、RtoRの井川です。
 
人材紹介業界は基本的に完全週休二日制の会社が多く、土日祝日はお休みとなります。ただし、大手エージェントなどでは土日の求職者面談などで、土日を交代で出社日としていて、振替休日を取得するなどしている会社もあります。
 
また、週末に面談がなくても、個別の求職者フォローやスカウト活動など、法人や個人によって対応方針が分かれます。
 
今日は人材紹介業界における土日の働き方について書いてみたいと思います。

「分業制の会社では土日出勤もある」

大手エージェントなど分業体制で仕事をしている会社の場合、特にCA(キャリアアドバイザー)として求職者対応をする方は、会社によっては土曜日だけ交代で出勤してるケースもありますし、土日とも対応している会社もあります。
 
前職のMS-JapanでもRAとCAがいましたが、RAは完全週休二日制で土日祝日は休みでしたが、CAは土曜日だけ交代で出社があり、平日に振替休日を取って休日数自体はRAもCAも変わらないようなオペレーションでした。
 
おそらくは分業制の会社の場合、そのような形で運用している会社が多いのではないかと思います。
 
前職のCAの人たちは日月で2連休にしたり、飛び石で休んだりして自分たちのライフスタイル合わせて取得していたのでそれほど大きな負担感はなかったように思います。

「両面コンサルタントの土日の使い方」

一方で、一気通貫で人材紹介を行う両面のコンサルタントの場合、法人企業への活動は平日が中心になりますが、求職者の対応は土日に対応することも出てきます。
 
主に土日に発生する仕事は下記のようなものがあります。
・面談
・選考中案件のフォロー(電話等)
・面接後フィードバック
・求人案件紹介
・スカウト業務
 
その他にも、やろうと思えば様々な仕事が想定できますが、土日は企業側が止まっていますが、求職者個人は動きますので、上記のような求職者対応に関する業務が多くなります。
 
土日まで面談(特に初回の面談)を入れるかどうかは、そのコンサルタントのやる気や会社から求められている成果にもよると思います。
 
私は、土日は子育て中心に考えたいため、土日の初回面談は基本的にお断りしています。その代わり平日は遅い時間まで対応することで穴埋めしていますし、私自身の働き方が自由度が高く魅力的であることが人材紹介コンサルタントという職業自体の訴求にもつながると思っていますので、子育てが一段落しても土日の面談は行わない方針です。
 
しかし、上記のような選考中案件のフォローで、平日にじっくりと時間の取れない求職者の方と土日にお電話することや、金曜日の夕方から夜にかけて行われた面接のフィードバックを土曜日に確認するなど、翌週以降の仕事を円滑に進めるために必要であれば、土日でももちろん仕事をします。
 
実際にこのような進捗管理(案件フォロー)の仕事を土日を活用して行っているコンサルタントは多いのではないでしょうか?
 
但し、土日を使ってまでフォローするべき対象の人はそれほど多くなく、毎週何人もコンタクトをしないといけないというわけではありません。むしろ、私の場合、多くても数人、あまり目立った進展がない場合は、それはそれで寂しいですが、何もしない週末もあります。

「土日もスカウトだけはしているコンサルタント」

所属する会社の集客方法にもよりますが、最近ではコンサルタント自身がスカウト媒体を利用して求職者を獲得するケースが多くみられます。
 
その場合、各スカウトサイトを効果的に利用するうえで、平日にスカウトを送るのは当然ですが、土日祝日の新規求職者を目当てに土日もスカウト業務を行うコンサルタントもいます。
 
スカウトサイト上では、送信するタイミングで返信率が大きく変わってしまうため、こまめに新規ユーザーにスカウトする方が求職者獲得の観点では効果的です。
 
そのため、自宅でも自由に仕事にアクセスできる環境のコンサルタントは、早起きしてスカウトメールを送ったり、家族が寝静まってからじっくり検索してスカウトを送る人もいます。
 
このようなスカウト活動も、朝や夜、ちょっとした隙間時間でできる程度の業務量であればそれほど負担感はないと思いますが、面談数が足りていない、業績が振るわないコンサルタントは土日もスカウトサイトにかじりついて仕事をしているケースもあります。

「ある程度コントロール可能、でもどうしても発生する土日の仕事」

このように、土日に全く仕事がない人材紹介コンサルタントは少なく、何かしら必要に応じて仕事が発生します。
 
もちろん、このような仕事を平日中にやり切って、土日は極力仕事をしない方向で調整することも可能です。ただ、自然体でやっていくと、土日にじっくり話したいという求職者の方などは出てきますので、全てを排除することは難しい仕事です。
 
土日に全く仕事をしたくないという人には向かない仕事だと思います。そのような人は、そもそも成果主義の会社や業界に向かないタイプともいえるかもしれません。
 
人材紹介のような成果主義の会社では、土日に業務を行っていない場合も、関連業務について勉強する時間に充てたり、業界研究や市場調査などを行うなど、高い業績を上げて評価を得るために平日だけではなく、土日も努力していく必要があります。
 
異業種から転職してきた方は、土日も仕事のフォローなどがあり慣れない方もいらっしゃいますが、何年もしているうちに慣れてくると思います。
 
私は、新卒の頃から人材紹介の仕事をしているのでもう慣れましたが、昔から人材紹介は生き物を扱う職業の働き方に近いなぁと思っていました。私の父の実家が牧場を営んでいたため、どのように働いているのよく知っていますが、牛飼いは一日何回も食事を与えたり、搾乳したりとずっと生き物のそばで仕事をしていて、土日だから餌をあげなくていいとかがないので、365日仕事をするんですが、そんな感じと比べるとずいぶん楽だなと思います。
 
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