人材紹介コンサルタントのベース年収が上がってきています！
こんにちは、RtoRの井川です。
今年に入り人材紹介コンサルタントの採用熱はますます過熱しています。
その背景には、人材紹介ビジネスの利益率の高さに気付き、魅力を感じる経営者が増えてきていることに加えて、スカウトサイトが社会インフラ化し市民権を得たこと、そして、求人データベースサービスも盛んになってきていることから、「誰でもエージェントを開始できる」状態にあります。
そのような中で、人材紹介コンサルタントの採用はますます難易度が上がってきており、そもそも人材紹介コンサルタントになりたい人、続けたい人自体が少ない中で、数多あるエージェントがその少ないパイを取り合っているという構図になっています。
「給与アップでコンサルタントを採用します！」
最近採用がうまくいっているクライアント企業の中には、ベース給を大幅に上げる採用施策を取り入れている企業があります。
そちらの企業では、今まではベース年収360万円～480万円（月給30万円～40万円）にプラスして高い比率のインセンティブを支払う報酬体系を取っていました。ところが、これまでの報酬体系では優秀なコンサルタントが採用できないのではないかとお考えになり、ベース年収を600万円～800万円程度に引き上げられた会社があります。
人材紹介経験者の方を採用する際に、前職の年収が700万円～1000万円位の方だと、ベース年収は500万円～700万円位で、インセンティブが加わりトータル年収が700万円～1000万円、若しくはそれ以上の年収になることが多いように思います。
人材紹介コンサルタントの方々の中でも、既に1500万円とか2000万円以上を稼いでいる人の中には、転職しても稼げる自信があるのでベース年収をあまり気にしない方もいらっしゃいます。
しかし、トータル年収1000万円くらいで、妻子持ちで家のローンもあるとなると、やはり転職に際してベース年収を少しでも上げて、安定した収入を求める方が圧倒的に多いです。
「想定売上に応じてオファーを出します」
そのようなニーズのある方々には、ベースアップでき且つ実績次第でインセンティブもしっかり頂ける企業は人気があります。
例えば、現職で年間3000万円の実績があり、現職ではベース年収600万円プラスインセンティブで合わせて850万円ほど貰っている方の場合、ベース年収で800万円（保証）プラスインセンティブが支払われるといった感じです。
つまり、その方が売ってくれるであろう売上に応じて、オファー段階で保証額として提示するというやり方です。
このやり方は採用する企業側にはリスクがありますが、雇用される側からしたら、企業側の採用意欲や熱意はしっかり伝わります。
「経営者やマネジメントの目利きが重要」
今までは、「売ったらいくらでも報酬を払います」というスタンスのエージェントが多かったですが、これからは「売ってくれるだろうから先に払うね」という会社に人が集まります。
これまではベース年収を低く抑えてきたので、採用したコンサルタントが売れなくても企業が抱えるリスクは低かったですが、ベース年収を想定売上に応じて提示する場合、そのコンサルタントが立ち上がらない、売れないとなると大変です。
そのため、採用の意思決定をする経営者やマネジメントはこれまで以上に、採用に対する「目利き」が必要です。目利きのためにあまり吟味すぎても逃げられてしまいます。
採用面接の中で、どの候補者ができるコンサルタントで、どの候補者はできないのか？を見極める力が問われます。
これまで同様、「求職者の集客は成果報酬（キックバック）」、「社員に対しても出来高払い」、「経営者は低リスクで丸儲け」では、いい社員が集まらないですし、いい人材紹介にも繋がりません。売上やインセンティブのことばかり考えてしまうからです。
人材紹介コンサルタントが毎月安定して報酬を得て、家族や健康など守るべきものを安心して守れる、だからこそ企業や求職者に丁寧な安定したサービスを提供できるものを思います。自分が切羽詰まっていたら人に優しくなんてなれないですよね。
弊社では、ハイリスクハイリターンなエージェントよりも、ローリスク～ミドルリスクでミドルリターンからハイリターンのエージェントを中心にご紹介させていただいています。
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