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クライアントの引継ぎはどの程度ありますか?

こんにちは、RtoRの井川です。

 

人材コンサルタントとして転職して、転職先でどの程度クライアントが引き継がれるのか?は、転職先での立ち上がりに影響することだと思います。

 

今回は、人材コンサルタントとして転職した先で、「どの程度クライアントの引継ぎを受けるのか?」について書いてみたいと思います。

 

ちなみに、私が前職のMS-Japanに転職した時は、「クライアンは自分で開拓するもの」「立ち上がるまではクライアントの引継ぎはありません」というスタンスで、入社当初は新規開拓や掘り起こしばかりしていました。(今は引継ぎもありますよ)

 

しかし、今は時代も変わり、「せっかく採用した優秀なコンサルタントに新規開拓ばかりさせてはもったいない」という時代になりつつあります。

 

「転職してほとんど新規開拓がないエージェント」

 

実は、人材紹介会社の中には、転職してから新規開拓が基本的に必要ない会社も一定数あります。

 

それは、「クライアントはオープンで全員誰でも紹介してもいい」というスタンスの会社に多いです。コンサルタント全員で自社のクライアントに合った人材をソーシングするやり方です。

 

会社によっては、厳選したクライアントのみとお取引をしているため、過去実績があるクライアントを持って行っても、領域や料率が合わずに転職先では取引しない判断をする場合もあります。

 

また、一部のエグゼクティブサーチ系の会社でも、会社がマーケティング活動を行っており、リテーナー案件がインバウンドで入ってきて、基本的にはインバウンド案件かリピート案件のみの対応をしている会社もあります。

 

「クライアントは自分で持っていくタイプのエージェント」

 

一方で、ブティック系や外資系のエージェントに多いように思いますが、これまで実績のあるクライアントを転職先でもクライアントとして担当するケースです。

 

このような場合、前職でも強いリレーションがあることが必須ですし、わかりやすい有名企業ばかりを担当していると、既に転職先に担当者がおり自分が担当できないケースもあります。

 

また、このような「自分でクライアントは持ってきてね」というスタンスの会社と知らずに転職すると、元の経験によっては悲惨な結果になります。

 

前職がCAしかしていないとか、既存クライアントばかりを担当し、新規開拓に慣れていないなど、クライアント開拓にアレルギー反応が出てしまい早期離脱に繋がります。

 

「新規開拓が至上命題のケース」

 

前職のMS-Japanのように企業の管理部門への人材紹介を得意としている場合、他のエージェントよりも新規開拓が重要になってくるケースがあります。

そもそも、管理部門の採用ニーズは中途採用全体の20%程度ではないでしょうか。また、エンジニアや営業系職種と違い大量採用のようなものは基本的にありません。経理100人採用するとか聞いたことないですよね(笑)

そのため、一人採用したらポジションはクローズしますし、ベンチャー企業や中小企業なら一人採用して1~2年ほどニーズがなくなるクライアントもざらにあります。

従って、総合型で営業系もエンジニア系も管理系も紹介できるエージェントのコンサルタントと比較すると担当クライアント数も多くなり、新規開拓で補っていく部分も多くなります。

管理系職種に強いなど、ある特定の職種しかやっていないエージェントのコンサルタントは、全方位的に紹介できるコンサルタントよりも担当クライアント数は増えるのかもしれません。

 

「フィーリングだけで決めると危険」

 

このように、人材会社が変われば、引き継がれるクライアント数やクライアントの採用競争力も違ってきます。

 

引継ぎが一概にあると言っても、誰も決められなかった企業ばかり引き継がれるケースもあります。

 

現在担当するクライアントはそのまま持っていけるのか?入社したらどのようなクライアントを担当させてもらえるか?それによって立ち上がりも変わってきますし、入社後の活躍度合いも変わる可能性もあります。

 

面接でのフィーリングだけで決める方もいますが、転職成功率を上げるためにも、転職先のクライアント事情も確認しておくのがいいのではないでしょうか?

 

転職は慎重に、人生は自由に。

 

 

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