強みを生かした営業
こんにちは、RtoRの井川です。
人材紹介のコンサルタントとして活躍されている方でも、クライアント側に強みのある人もいれば、キャンディデート側に強みがある人もいます。
この仕事は、一気通貫でクライアント側、キャンディデート側のどちらも対応する仕事ですが、実はどちらも平等に強いという方よりかは、どちらかというとこっちのほうが強いという方が多いように思います。
「それぞれの強みってなんだ?」
クライアントとキャンディデートに分けて話しましたが、実はそれぞれの中身においても更に強みが細分化されます。
クライアント側で言うと、
・トップアプローチが得意な人
・大手企業などで多部門多求人に対応することが得意な人
・顕在化していないポジションに人材を提案することが得意な人
・企業の魅力を引き出し正確な情報をキャンディデートに伝達することが得意な人
・クライアントのニーズを正確に把握し1分の1で決定できる人
など様々あります。
キャンディデート側も、
・リファーラルやSNSを活用したソーシングが得意な人
・面談で個人の隠れた才能や求めているものを引き出せる人
・面談時に決定イメージまで共有し高い納得感を与えられる人
・専門性が高くキャンディデートから頼りにされる人
・中長期的に信頼関係を構築し数年かけて決定まで導ける人
などこちらも様々あります。
「1番の強みは何か?を知ること」
これらの全てができなくても、何か一つに強みがあれば人材コンサルタントとして活躍できると思います。
これらの強みだけではなく、2番目、3番目となる強みがある方はより高い成果を上げられるコンサルタントになれると思います。
大事なことは『自分の強みが何か?』を理解し、『その強みを徹底的に伸ばすこと』です。
そうしていくうちに、他の部分の能力も徐々に磨かれ、強い人材コンサルタントとして成長していきます。
「新規リスト作成だけが得意です」
もう10年以上前の話ですが、私の部署に配属されてきた新卒社員が、人材紹介ビジネスを行う上で、ギリギリではないかと思うほどコミュニケーション力が乏しく、とても育てるのに苦労した人がいました。
しかし、その新人は人知れず夜中まで求人サーチを行い、競合他社が匿名で出している非公開求人にGoogle検索を駆使して企業名を突き止めて、翌日テレアポを行うという活動を続けていました。
しかも詳しく聞いたら、ネットカフェに泊まり込んで、寝落ちするまで企業サーチして、朝4時5時に会社に来て、システムで既存クライアントとかどうかのチェックをして、朝からテレアポをするというルーティンをやっていたようです。
自分のコミュニケーションのなさを開拓リスト作りでカバーしていた訳です。
その新人は、入社後何年かするとメキメキ力をつけて、成果を上げるようになりました。今でもその会社で一線のコンサルタントとして活躍しているようですが、その時の努力があったからこそ今でも活躍されているのではないでしょうか。
強みなんていくつもなくていいんです。
その強みを徹底的に磨けば、『その領域にこの人あり』と言われる人材コンサルタントになれるのではないでしょうか。