簡単で便利なリモートデスクトップ～会社パソコンを遠隔操作するメリット、操作方法、注意点は？～【前編】
昨今、リモートワークやテレワーク、オフィスでの勤務とテレワーク・リモートワークを組み合わせたハイブリットワークを推進する企業も増え、コロナ終息後も働く環境は変化し続けています。
一方でオフィスのパソコンからしかアクセスできないファイルやシステムがあることが、在宅勤務推進の妨げにもなっています。
しかしこの問題は、自宅や外出先のパソコンを活用して、会社のパソコンを遠隔操作することで解決することができます。
そこで前後編に分けて、社外からオフィス内のPCを遠隔操作する方法や、安全に運用していくためのツールの選び方についてわかりやすく説明していきます。
前編では社外からオフィス内のPCを遠隔操作する方法や、遠隔操作のメリットについてわかりやすく説明していきます。
パソコンの遠隔操作（リモートデスクトップ）とは？
パソコンの遠隔操作とは、自宅や外出先などからインターネットを通じてオフィスのパソコンにアクセスし、その画面を見たり操作したりすることができる仕組みです。
主な特長と利用方法
リモートデスクトップ
WindowsやMacなどのオペレーティングシステムには、標準でリモートデスクトップ接続機能が備わっており、これを使用することで他のパソコンを遠隔操作できます。各OSで無償提供されており、手軽に利用できるのが特長です。
リモートアクセスソフトウェア
有償のリモートアクセスソフトウェアを利用することも一般的です。これらのソフトウェアは、異なる場所にあるパソコンを接続し、遠隔で操作するために設計されています。セキュリティ機能や操作の高度化が特徴です。
遠隔操作の主な利用シーン
パソコンの遠隔操作の主な利用シーンは下記の通りです。
オフィスでのリモートワークやテレワーク
ITサポートや遠隔教育のための遠隔操作
無人デバイス・サーバーの管理
顧客デバイスの保守管理
遠隔操作を利用するメリット
パソコンを遠隔操作するメリットを企業視点で説明します。
柔軟な作業環境の実現
遠隔操作を利用することで、自宅や外出先からでもオフィスのパソコンにアクセスし、必要な作業を行うことができるため、時間や場所にとらわれずに仕事ができます。これにより、世界中から優れた人材を採用し、企業の競争力を高めることができます。
リモートワークの効率化
自宅や出張先からも会社のパソコンにアクセスして、会社のパソコンからしかアクセスできないデータやファイルにアクセスすることができます。これにより、どこからでも会社にいるのと同じ環境で働くことができ、効率的なリモートワークを実現します。
情報漏洩リスク対策
リモートアクセスソフトウェアは、高度なセキュリティ機能を備えています。これにより、データや情報の安全性が保たれ、情報漏洩のリスクが低減します。また、遠隔操作は手元のパソコンには会社のPCのデータは残らないため、万が一持ち出したパソコンを紛失した場合でも機密情報が社外に漏洩するリスクを減らせます。
効率的なITサポート
ITサポートが必要な場面においても、リモートアクセスを通じて問題を迅速に解決できます。物理的に現場に赴かなくても、遠隔でトラブルシューティングや設定の変更が可能です。これにより従来、移動に掛かっていた時間やコストを低減できます。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
前編ではパソコンの遠隔操作のメリットを中心にお話してきましたが、いかがでしたでしょうか？
後編では、遠隔操作を利用する際の注意点、企業で使用する際のツールの選び方を解説していきます。
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