チームトレーナーとして働く理学療法士の役割-障害を予防する-
いつもC-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます!
○今期のトレーナーマニュアル構成
①野球現場でのトレーナー活動
チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて
②臨床現場での選手への対応
投球障害への対応、インソールからの介入
上記の①、②においては今まで同様にC-I Baseballスタッフが執筆致します!
そして今期はなんと
◎ゲストライターの登場
バイオメカニクス、栄養、各分野の専門家の方に執筆
◎C-I Baseballメンバーの登場
2020年からC-I Baseballへ加入し育成メンバーとして活動していたメンバーがいよいよライターとして登場します。
C-I Baseballで学び、成長してメンバーの投稿もぜひお楽しみにしてください!
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2023年の増田が担当するnoteテーマは「チームトレーナーとして働く理学療法士について」です!
1年間かけて皆様に4つの内容をお伝えしていきます
2本目の今回は
チームトレーナーとして働く理学療法士の役割について
「障害予防」をテーマに執筆していきます。
■チームトレーナーとしての理学療法士の役割
「チームトレーナーが多職種かつ複数名いる場合の理学療法士の役割」について解説していきます。
このような場合に理学療法士に求められることは
「チームの障害を予防する」という役割が求められます。
この時に理学療法士はどのように障害を予防していくのでしょうか?
皆さんはどのように考えますか?
まずは
野球における障害をリストアップして・・・
障害につながる機能を評価して・・・
機能低下部分に対するアプローチをする・・・
上記のように考えていくと思います。
これでも「正解」なのですが、リアルな野球現場では、こんなに上手くいかないことが多いです。
100名程いるチーム環境で全員の機能を評価してアプローチすることは難しいです。
そして時には「機能評価は問題ないが障害が発生する」ケースもあります。
障害に対して詳細な機能評価・アプローチが出来ることは理学療法士としての大きな強みになるのですが、それだけでは「個人の障害は予防できても、チーム全体での障害予防は出来ない」状態になります。
では、
チームトレーナーとして働く理学療法士はどのようにして障害を予防していくのかを解説していきます。
私が考えるポイントは
「視点をスイッチ出来るか?」です。
野球現場ではよく”木を見て森を見ず”という言葉で理学療法士は評価されます。
意味としては
「理学療法士って局所の機能をみれけど、全体像を把握してないよね・・・」
このような感じで少し馬鹿にしてように言われることがあります。
これに対して理学療法士は「木をみることが大事だ」と主張することもありますね。
私の考えでは「両者とも大事でその”スイッチ”を切り替えられるか?」が重要であると思います。
状況に応じで「スイッチを変えられる理学療法士」がチームトレーナーとして重要になります。
皆さんも状況を判断し”スイッチ”を切り替えていきましょう!
■チームの障害を予防するための前提条件
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野球トレーナーマニュアル
【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるケガの関りを専門…
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