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フィジカルテストの考察とプログラムデザイン‐野手編‐

いつもトレーナーマニュアルをご購読頂きありがとうございます。
C-I Baseballの増田稜輔です。

今回は、副代表の佐藤康とともに
「フィジカルテストの考察とプログラムデザイン」について解説していきます。

12月に入り、本格的にオフシーズンとなりました。
各チームは春の大会に向け、カラダを強化する時期になります。
このオフシーズンのトレーニングは
「チームの目標を実現するため」にプログラムを組んで実践していきます。


①選手の状態 strong pointとweak pointの把握
障害発生リスクの把握
目標に対するプログラムを作成するためには上記の2つの項目を把握することが必要になります。
その手段として「フィジカルテスト」を用いていきます。


そしてフィジカルテストの結果から
来シーズンへ向けた強化ポイントを洗い出し
チームや個人トレーニングプログラムへ反映させていきます。


■フィジカルテストを行う前に

テスト項目を列挙する前に
フィジカルテストの目的について整理していきます。

|フィジカルテストの目的

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フィジカルテストは大きく分けて2つの要素に分けます。
①チーム・選手の状態把握
→パフォーマンス要素
②障害発生リスクの把握
→障害予防的要素

1シーズン戦うには、パフォーマンスアップだけでなく
障害を予防していく観点も重要になってきます。
強化と予防の両側面の視点を持っておくことが必要です。

そのため、パフォーマンス要素の項目だけでなく
動きの基礎となる可動性や動作コントロールなどの項目も
フィジカルテストの評価対象になります。

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|評価した項目を分析しトレーニングプログラムを作成する

フィジカルテストを行ったら、ただデータを出して満足するのではなく
必ずデータを分析してトレーニングに繋げていきます。
・課題点をPICK UP
・対応するプログラムデザインを作成

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フィジカルテストのデータを分析することが1番重要な作業になります。

測定から出た結果を客観的に分析し
チームや個人にどのようなstrong pointとweak pointがあるのか
どんな障害のリスクが高いのか洗い出していきます。
この作業を行った結果、来シーズンへ向けて取り組む
トレーニングプログラムを作成することが出来ます。

フィジカルテストを行なう前に前述した
・フィジカルテストの目的
・データは分析しプログラムを作成する
この2つを整理してからフィジカルテストを実施することをオススメします。
ただ闇雲に、とりあえずフィジカルテストやってみよう!!
これでは、目的も曖昧で、ただ測定しただけになってしまうので
「なににつなげる測定なのか?」を常に念頭においておきましょう!

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ここからはフィジカルテストを実施するにあたり
どのような項目をPICK UPし測定するのかを解説していきます。

■フィジカルテストの測定項目

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フィジカルテストの項目をPICK UPするには以下の4項目を考慮して考えていきます。
・パフォーマンス要素
・障害発生リスク
・前シーズンの課題点
・チーム目標の明確化

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|野手のパフォーマンス要素と障害発生リスクの測定

バッティング、走塁、守備の3つです。
この3つのパフォーマンスは
筋力、パワー、スピード(アジリティを含む)、動作コントロール、
可動性の5つの要素から構成され、各項目に対応する評価を実施していきます。

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・筋力の測定

筋力では、上肢下肢の最大筋力を中心に測定していきます。
パワー、スピードの要素や障害予防にもつながるため非常に重要な項目になります。

▶下肢筋力の測定
下肢筋力は下肢のpush動作、pull動作に必要な
・スクワット
・デッドリフト
の2種目の最大筋力筋力を測定します。

‐測定方法‐
ウエイトトレーニング経験が未熟な選手には複数回数の測定法を使用し
1RMを算出します。

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