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四十肩・五十肩の人はこの治療を試してください

目次


・治療法(マッサージ、運動法、トレーニング)をご紹介します。
・ 五十肩のメカニズムについて


五十肩の治療法について


【肩甲下筋をほぐす】
文章で書くのは難しいのですが、まずは、脇の下に親指かその他の四指を差し入れて肩甲骨の裏側にある筋肉、肩甲下筋を10回ほぐしてください。
次に、肘から手首までの前腕の筋肉を十分にほぐしてください。
「ほぐし」はこれでオーケーです。

次に【筋トレ】です。
ゴムチューブや2キロから3キロの鉄アレーでサイドレズを行ってください。
サイドレイズは、気をつけの姿勢から90°まで外転(外側に腕を上げる)させる運動です。

この三つを実行することで、四十肩・五十肩治療に即効性を求められます。試してください。


【猫背だと肩でインピンジメントを起こします。】


さらに、猫背を治すように意識してください。
あごを引いて、頭のてっぺんから糸でつられているイメージで、腰椎はなるべくおなかの方に出して、おしりは目一杯後ろに引きます。(立腰)
骨盤を立てるイメージで。
それからももの裏側のストレッチを行ってください。

これで四十肩・五十肩の治療はばっちり。お試しあれ!
五十肩のメカニズム
おそらくなぜ五十肩になるのかという原因ははっきり分かってないのではないかと思います。いろいろいわれていたり(説)、分類はされていますが、全員がそれに当てはまりませんので、はっきりとした原因はないと思われます。


インピンジメント症候群(肩板型)


棘上筋が肩峰・烏口(うこう)アーチと上腕骨との間で挟まって、炎症を起こします。
その後、癒着などが原因で、症状として痛みや可動域が制限されます。
肩板型は肩の横や後ろが痛くなります。


上腕二頭筋の長頭腱炎


上腕骨の結節間溝を上腕二頭筋の長頭がはまっています。上腕二頭筋は力こぶを作る筋肉です。結節間溝は肩の前側です。
ですから、上腕二頭筋の長頭腱炎は肩の前側が痛むものです。


その他:滑液包炎


滑液包という座布団のようなものが筋肉と骨のこすれるような部分や筋肉と腱がこすれるような部分にあります。そこが炎症を起こすもので、場所によって病名が違います。例えば肩峰下滑液包炎や三角筋下滑液包炎です。
押すと痛いという症状が出ます。
もっとたくさん種類がありますが、ざっくりとこのような分類をご紹介します。
五十肩は、これらの痛める部分で炎症が起こることで痛みが出て、癒着などを超すことで拘縮を起こします。
炎症は、繰り返し、こすれたりすることで起こります。また、こすれるような背景があります。例えば、腕を真横に上げるとか。解剖学的にいう糖では真横に上がりません。若干前方向に上げなければ行けないのです。正確に言うと肩甲平面上に腕を横に上げます。肩甲平面上とは壁にぴたっと背中を合わせたら30°前方です。肋骨は丸みを帯びているので肩甲骨は壁の面よりも30°角度が付いています。
ですから真横に腕を上げ続けてると痛めます。腕を後方に上げていても同じですね。
肩に限らず、間違った体の使い方をしているから痛めます。ですから正しい体の動きを習得することは大事です。
五十肩は更年期障害?
50歳プラスマイナス5歳がいわゆる更年期障害です。五十肩はこの年代に多いものです。五十肩が老化現象だとしたら老化現象は不可逆的なので治ることはありません。しかし五十肩は急に痛くなり、数年かかりますが、何となく治ります。例えば変形性の膝関節症ならどんどん変形が進み、治ることはありません。これが老化現象です。
五十肩は更年期の間に痛くなることが多く、更年期が終わると何となく治ります。これは「五十肩はホルモンが関係している可能性がある」という説もうなずけますね。

追伸:20年間鍼灸治療と整骨院業務に携わってきた経験から少しは皆さんのお役に立てればと思って一所懸命書きました。引き続き、皆様のお役に立てればと思っています。

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