PIA(Privacy Impact Assessment)
■■セキュリティ用語擬人化プロジェクト Vol.32■■
世界を股にかける企業の敏腕社長で、さまざまな国に支社を持ち各国政府とも太いパイプを持つという。ただし物凄い心配性な性格で、ビジネス相手だけでなく自分の部下ですら事前の人物調査を入念に行った後でないと信用せず、もちろん取引先へもあらゆる調査は欠かさない。
どこへ行くにも毎回膨大な荷物を準備し、忘れ物がないか入念にチェックを行っているが、持たされる秘書はたまったものではなくいつしか屈強な男たちだけが残り、周囲からは完全にSP集団だと思われている。
「例え相手が国家であろうと、信用に値するかは私が決める」
PIA(Privacy Impact Assessment:プライバシー影響評価)は、個人情報を取り扱うようなシステムの導入や改修の際に、個人情報やプライバシーへの影響を事前に評価することで、適切なシステム・サービスの運用を促すプロセスです。PIAの実施自体に手間や費用がかかることが多いですが、近年様々なシステム・サービスがある中で、稼働を開始してから脆弱性やプライバシーリスクが発覚することでその対応や修正に莫大な費用や手間が発生し、最悪の場合はサービス終了に追い込まれてしまうような事態も起こっている中で、結果的にリスクや費用を最小限に抑えるために必要な手法として注目され、国によっては実施を義務付けている場合もあります。
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