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メディア評 渡部直己センセ

プレジデントオンラインが、渡部センセの早稲田でのセクハラ問題を報じている。ひさびさにこの人の名前を、昨今何かと話題のセクハラで耳にするとは思わなかった。

渡部センセとは、いまは亡き専門学校で彼のゼミで縁がある。19歳だった自分は文学に少し傾斜していた時期で、結構な課題をこなして、渡部ゼミに合格した。いろいろと勉強にはなり、無駄ではなかったが、センセとはちと肌が合わなかったかな、と感じている。プレジデントの記事を読むと、学生とよくつるむとの指摘があったが、当時もその傾向があり、渡部センセのイエスマンのような学生を囲っていた記憶がある。「俺の女になれ」云々と記事によれば、発言したらしいが、当時のゼミ時代に、「俺はファロクラシーの世界でしか生きられない」と憚らずに語っていたのを思い出すと、その頃から1ミリも変わっていないのだな、という印象を持った。

渡部センセと一時は文壇の最強コンビとか言われたS氏曰く、「あいつは小説が読めない。多和田葉子をほめるのは金井美恵子がほめてるからだけ」と学生時代に話していたなあ。柄谷行人が批判を始めた途端、年賀状を送らなくなったと田中康夫が噂の眞相の対談で暴露していたのと合わせると、渡部センセ、蓮實重彦センセとか、文壇ムラにうまく寄生しながら、生き延びただけなのでは、という印象なんだよなあ。まあ、父上が元自衛隊統幕議長ってことで、割にラクな学生時代送られていたようだけど。

この件、いまのところ川上未映子がちょっと言及しているようだが、文壇ムラは黙り通すのかな。まあ、渡部センセもこれを機に引退でいいんじゃなかろうか。

#渡部直己 #セクハラ #文芸