![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153622128/rectangle_large_type_2_79ff89c2aad5a700fe815b1c4ee8c0d6.png?width=1200)
Photo by
gta_hachi
書評 世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法 斉藤淳
著者は、経済や政治に関する情報をSNSで発信しているので知っていたが、英語塾を開き、同書を出していることは手に取るまで知らなかった。米国のイェール大学で実際に教員として教えていた経験などをベースに、英語学習について、教示している。語彙力を増やすには、「絵」や「動画」で、実際の状況、場面をイメージすることや、スピーキングでは、発音記号をしっかり抑えることなどを説く。リーディングでは、興味のある分野でも良いので、まずは1冊何かを読んで、文章の流れを体験することに意味があるとしている。そして、著者が強調するのが、「楽しみながら学ぶ」こと。不適切な目標設定が、英語学習の「苦行信奉」をもたらしていると警鐘を鳴らす。英語本来の目的は、「行動範囲を広げること」だとし、期間と目標を設定して、短期間で習得したほうが良いとしている。アマゾンのレビューを見ると、少し否定的なコメントが多いが、英語に対する苦手意識のフィルターを外して、著者のいうように得意分野で英語にアプローチしてみるのは、ありかなと感じた。