silent 9 解釈: 残酷さに気づくこと
第9話は、想(目黒蓮)の耳がだんだんと聞こえなくなり、苦しむ想を家族がどう見守ってきたかその過程が描かれ、想が家族と向き合って昔のように笑えるようになる、というポジティブな展開が主軸であった。一方で、遺伝性疾患の世代の問題に踏み込んだシナリオで、軽率な解釈がためらわれる回でもあった。この第9話だけを切り取ってしまうと、世代の問題について描かれた場面の残酷さが放り出されたまま、解決されていないようにみえる。人によっては不満の残る回だったかもしれない。
第9話で描かれた残酷さ