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臍の緒記念日

臍の緒取れたーーー!!

から今日は、臍の緒記念日。

今週、退院してきました。

初めての外、初めての車。
病院の外はもう少し季節が進んでるかなと思ったけどやっぱりまだ暑くて。
それでも車の窓から流れてこんでくる風は心地よく冷たくて、赤ちゃんもすやすやチャイルドシートで寝てました。

「初めてだよー!お家に帰ってきたよ」と赤ちゃんに話しかける。

まあ、お腹の中ではここに暮らしてたんですけど。
お家に赤ちゃんを連れて帰ってきて、3人の暮らしが本当に始まると思うと感動した。

最初の4日間は夫が仕事を休んでくれた。
一通り、一緒に育児をしてやり方を覚えてもらった。夜中の授乳を一回代わってもらったり。全部1人でやってた病院と違って、それだけでだいぶ楽だった。

ひたらすら「かわいいかわいい」と寝顔を見ながら呟く毎日。
ミルクをあげる夫を見て、「なんか、幸せってこういうことなんだろうな」と胸がじーんと熱くなったりもした。

でもね、やっぱり3時間ごとの授乳がつらい。(先週の日記と主張変わらず。)

睡眠できないと、精神に異常をきたしてくる。ほんと泣けて来る。我が子がかわいいはずなのに、泣かれるのが怖くなってくる。

夫の仕事が再開する前日、ミルクをあげながら夫と「やっぱり育児って相当大変だね」と話をした。

「…里帰りする?」と夫。

その時は「そうだね」と受け流したものの、産後の私はひどくメンタルが過敏になっているので「生まれる前は里帰りしないの嬉しそうだったのに、もうギブアップ?」「一緒に育てたくないのかな?」色々な思いが溢れてしまい、それから寝るまで泣きながら育児をしていた。そんな私を見て夫も戸惑っていた。

就寝間際、里帰りを提案されて傷ついたことを夫に伝えた。
すると「2人と離れるのは寂しいけど、おれにとっては娘だけじゃなくてさぼてんも大事だから、辛い思いをするくらいならと思っただけ」「もう少し、一緒に頑張ろう」と話してくれた。

一緒に子育てしたくない訳じゃないんだ…

そう言ってもらえて満足した私は、翌日仕事の夫のために、夜間授乳を引き受けた。

のだが、
翌日には「やっぱり里帰りしたい」と真逆のことを夫にお願いする羽目に。

夜間の授乳をぶっ通しでやった後に1人で1日育児をしたら、また涙が止まらなくなったのだ。数年ぶりに嗚咽しながら泣いた。
次の日もまた夫の仕事中に1人で赤ちゃんに向き合わなきゃいけないと思うと怖かった。

仕事帰りの夫から電話がかかってくると「里帰りしたい」と口走っていた。

昨日の夜に、夫は離れていても変わらず私と娘を大切に思ってくれるって確信が持てたからこそ素直に考えられた選択肢だった。

「何が辛いの?」と尋ねた夫に「寝れないのが辛い」と話すと、また涙が溢れてきた。

「もう、寝なさい!!!」
帰って来るなり、夫はそう言ってくれてその日は19時から1時まで子守をしてくれた。
私は仕事で疲れてるのに悪いなあと思いながらも、久しぶりに何の気兼ねもなくベッドにもぐりこむと、当たり前にリビングの座椅子と違ってふわふわすぎる布団の感触に感動した。

しばらくは緊張してなかなか寝付けなかったけど、起きても起きても、まだ約束の1時には届かなかった。二度寝、三度寝とできることがすごく嬉しかった。

計6時間くらい、寝ることができた。
翌日また仕事のある夫とバトンタッチ。
夜間授乳だったけど、寝る前とは比べられないくらい穏やかな気持ちで赤ちゃんと接することができた。感謝。

結論。1日のどっかで6時間ぶっ通しで寝ることができれば頑張れる。

このことが分かったので、今後は本格的に育児交代制を採用することにした。
今夜は早速、0時までは私の当番。0時から朝6時までは夫の当番だ。

そして、夫と話し合って1週間里帰りをすることも決めた。
一旦、私も夫もゆっくり寝て身体を休めてから再スタートするのがいいと思う。
頼れるところは頼って、ゆっくり赤ちゃんと向き合うことができたらいいな。

そんな今日、沐浴前の着替えの最中、床に転がった臍の緒。赤ちゃんのお腹に現れた綺麗なおへそ。

こういった一つ一つの小さな成長を見つけて、くすりと笑えるくらいの余裕は持っていたい!

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