娘が生まれて色んな意味で泣きました
最初の育児日記を書いてみようと思う。
帝王切開で生まれた娘。産声を聞いた瞬間が1番安心した。
その後、助産師さんが我が子を顔元まで持ってきてくれて、初対面。自分から人が生まれたとはなんだか信じられない気持ちで、安堵とか生命の神秘とか感じたような気がするけど、最終的に色んなごちゃ混ぜになった感情を経て出てきた言葉は「すごい、すごーい、、、」だった。ごめん娘。
「触ってみてもいいですよ」と言われて、恐る恐る手を伸ばすと、娘が私の指をぎゅっと握ってくれた。その小さすぎる手と、確かな感触にまた反射的に「かわいい、、、」と声が漏れた。
妊娠がわかった時の喜びとか、大きなお腹抱えて通勤するの大変だったこととか、色んな人に優しくしてもらったこととか、天井のライトを見つめながら妊娠期間中のことが走馬灯のように蘇った。
本当に安心して涙が出てきたけど、大勢の大人に囲まれすぎて謎に恥じらってしまい、目に溜まった涙が溢れることはなかった。
翌日から我が子と触れ合うことができた。
ココットに入れてベッドの横まで連れてきてくれた。夫はもちろん面会開始時間からスタンバっていた。
寝てばかりの我が子をつんつんしたり写真を撮ったり眺めたりするだけで、夫と「なんだかまだお客さんみたいだね」と首を傾げた。お世話したら、親になる実感が湧くものかなあと考える。
そう、育児本番は術後3日目。
母子同室が始まってから本格的にスタートだった。
3時間おきの授乳。
話には聞いていたけどこれが、ほんとに辛い!!!!
なるべく母乳で育てたいなと思うから(ちなみに体質的にも出るほうらしい)頑張ってるけど、娘となかなか呼吸を合わせることができない。
まず搾乳機で搾乳して乳首をほぐす。その後、娘に乳首を咥えさせてみる。でもまだ滑ったり寝ちゃったりして上手くできないから、10分くらいで切り上げ、ミルクの準備。ミルクを飲ませて、先ほど搾乳した母乳も最後にあげる。
フルコースで行っているので毎回1時間はかかる。おむつ替えなんて入れたらもっとかかる。
そうすると、インターバルは2時間しかない。
夜は目を閉じてみるものの、緊張感からか、全然寝ることができない。
やっと寝ることができても変な夢を見ているうちにアラームが鳴って目が覚める。
そんなこんなであっという間に朝が来てしまった。
4時ごろの授乳では、「寝たほうがいいですよ」と赤ちゃんを7時まで預かってくれた。
7時にまた新生児室に行くと、すでにミルクはあげたと言われたので搾乳だけして帰ってきた。
自室に帰る朝の病院の廊下を歩きながら、私はマスクの下で泣いていた。
こんなに寝れないと思わなかった。辛すぎる。
また少し寝ると、親戚に「育児無理!」と言い放つ夢を見た。これが私の本音だろう。まだ初日なのに先が思いやられすぎる。
産後うつになる人の気持ちが少し分かってしまった気がする初日だった。
今後が怖すぎて、気が合わない自分の母親に手伝いを頼むことも頭をよぎる。
どうしよう、、、、、
寝れなすぎて産後うつになるのが先か、母親がうるさくてうつになるのが先か、、、
書いてみたら不穏な1発目となってしまった育児日記。
でも、我が子の寝顔が1番可愛いです。
夫が今まで見たことない笑顔で笑ってるのをみるのも嬉しいです。
そういう幸せも一つ一つ噛み締めながら、少しずつ母になりたい。
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