大人になってわかること
先日、ふと「子供の頃は理解出来なかったのにな…」と思ったことがあった。
同僚とのランチで近くの焼肉屋さんに行った時のこと。
そこのランチは定食にプラス100円でドリンクバーが付けられるので、それもオーダーした。
オーダー後、ドリンクが置いてある場所まで取りにいく。
その日は少し肌寒かったので、ホットのルイボスティーをカップに注いだ。
しばらくして焼肉定食が運ばれ、美味しくいただいた。
食べ終わってからも少し時間があったので、2杯目のドリンクを。
1杯目のルイボスティーと焼肉のおかげで、体は充分あったまっていたけれど、2杯目はホットコーヒーにした。
テーブルに戻り、ミルクとお砂糖を入れながらふと子供の頃、家族で行った焼肉を思い出した。
当時は焼肉屋に限らずドリンクバーってなかったと思う。(サイゼリヤが衝撃的だったもん)注文時に頼み、それがお肉やゴハンと同じタイミングか食後に来るか、という感じだったと思う。
私はカルピスが好きでよく頼んでいた記憶があり、お母さんは食後にホットコーヒーが定番だった。
焼肉って自分の目の前で焼くし、スープも飲んだりするから、自然と体温はあがり、暑いと思うようになる。
「それなのによくあったかい飲み物飲めるな」と思い、全然理解出来なかった記憶がある。
あれから月日は経ち誰がどう見たって大人になった私は、残り少ない休憩時間を惜しみながら当時理解出来なかった【焼肉の後のコーヒー】を堪能していた。
食後にコーヒーを飲むのは、この日が初めてじゃない。
今までだって何回も経験してきてるし、その時間に少し心を休ませることが出来ることは知っている。
それなのに、【焼肉の後のコーヒー】の何が特別だったのか、ひとり、懐かしさを感じていた。
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