GoogleI/O 2024続報1:LearnLMは教師の授業DXツールだった!ーGoogleサイトで作るグループウェア(112)ー
🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!
この記事を読んで欲しい方
企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
自分だけのGoogleサイトを作ってみたい方
①GIZMODOの特集情報
早速、GIZMODOで特集が組まれていましたので掲載します。
Googleの大規模言語モデルAI Gemini(ジェミニ)を学習用にチューニングしたAIモデルがLearnLMです。
LearnLMはGoogle検索や、AIチャットボットサービスGeminiとの会話などから、ユーザーに解答を与えるだけでなく、理解をえられる体験になるようにカスタムされたAIモデルです。
②LearnLMは教師の授業DXツールだった!
Googleから新しい動画が出ていましたので掲載します。
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Google は、教師の負担を軽減するために、LearnLM を活用した Google Classroom の新機能を試験的に導入してきました。
私たちは、生成 AI を適用することで、授業計画プロセスを簡素化し、教師が生徒の個別のニーズに合わせてレッスンとコンテンツを調整できるようにする方法を模索しています。
これにより、教師は学習効果を拡大し、生徒のいる場所で対応できるようになります。
この動画では、多忙な教師の業務の中で、学習計画表に基づいて、よりスムーズに授業のPDCAが遂行できるように、また生徒個別の進捗度を調整する機能などを提供し、教師がより生徒とのつながりを大切にできる時間を作り出すことを目的としてLearnLMが作り出されたことが伺えます。
また、生徒のいる場所で対応できると言っていますので、在宅学習等での活用も視野に入れていると思われます。
そしてLearnLMはGoogleClassroomに導入されるだろうということがわかります。
③いくつものAI機能と連動したLearnLM
キーノートのデモ動画ではAndroidスマホ向けの新機能の囲んで検索(Circle to Search)で設問の答えをスムーズに導いてくれていました。
また、生徒がGeminiとチャットするときは、ステップ・バイ・ステップで教えてくれるLearning coachモードとして働きます。
解き方は、すぐに解答を教えるのではなく、世界中の学習コンテンツ(おもにYoutube)から抽出されて、教えてくれるようです。
さらに、教師の特徴を活かして教育内容をカスタマイズできる様になるということです。
これには、他の発表にあったAIワークフロー構築のGemsを利用するとのことでした。
④LearnLM普及の懸念点
授業のDXをAIといっしょに構築するという視点は非常に有意義です。
私も、海外の授業用のIT教材を利用するまでに、多くの試行錯誤をしてきましたが、多くの教科ではIT教材が不足しており、未だに紙のプリントを配布したり、教科書を教えるだけの授業が続いているのが現状です。(ようやく教科書のPDFがダウンロードできるようになった程度です)
そして、このLearnLM普及の最大の懸念点は、質問の起点が囲んで検索(Circle to Search)だというところです。
つまり、この囲んで検索(Circle to Search)が、すべての端末で可能になるのかという部分が曖昧です。
囲んで検索(Circle to Search)は、現在は一部のAndroid端末でのみ利用可能であり、他の端末(iPad、iPhone、Windows、Mac、ChromeBook)では使えないという事実です。
Googleが囲んで検索(Circle to Search)をどこまでの端末に開放するのかで、このLearnLMを用いた授業DXの進展が左右されるでしょう。
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