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【NotebookLM⑥】テスト問題を自動作成する魔法!ーGoogleサイトで作るグループウェア(137)ー

🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!


この記事を読んで欲しい方

企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
自分だけのGoogleサイトを作ってみたい方

①NotebookLMでテスト問題は自動作成できるのか?

 みなさんこんにちは。
 以前、投稿した内容にテスト問題の自動作成という話題がありました。
 実は、GeminiAdvance(有料:月2900円)では、テスト問題の自動作成が簡単にできます。

 では、有料版と同じGemini1.5proが乗っているNotebookLMでは、テスト問題の自動作成はできるのでしょうか?

②サンプル問題でやってみる

 結論から言うと、可能です!
 ただし、専用のプロンプトが必要になります。

 
例題として、DXパスポート試験のサイトのサンプル問題(15問)を使ってやってみましょう。
 
まず、URLをコピーします。(https://www.joho-gakushu.or.jp/dx/dx-passport/sample.php

DXパスポート試験サンプル問題

 URLをソースに追加します。
 すぐにAIに解析されて、概要と質問の候補が出てきました。

ソースに問題が追加された

③ソースから出題をさせるプロンプト

 以下を参考にして、命令文を作成しました。
 これをプロンプト部分に貼り付けます。

 #出題条件 
・出題分野: サンプル問題
・難易度: 初級
・問題数: 3#出力形式 
・問題1:
[問題文]
[選択肢]
[解答]
[解説]
・問題2:
[問題文]
[選択肢]
[解答]
[解説]
...以下同様

 実行しました。

問題が作成された
## サンプル問題

### 問題1
[問題文] DXに関する記述として適切なものを以下のア・イのうち1つ選びなさい。
ア. DXという概念は、スイスの国際経営開発研究所(IMD)のマイケル・ウェイド教授らによって、2010年代に初めて提唱された。
イ. 経済産業省は、DX推進ガイドラインにおいて、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とDXを定義している。
[選択肢] ア・イ
[解答] イ
[解説] 
* ア.不適切。「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という概念は、ウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授によって、2004年に提唱された。マイケル・ウェイド教授らによって、2010年代に提唱された概念は、デジタルビジネス・トランスフォーメーションである。 
* イ.適切。記述の通り。 

### 問題2
[問題文] デジタルディスラプターに関する記述として適切なものを以下のア・イのうち1つ選びなさい。
ア. デジタルディスラプターとは、クラウドやビッグデータ、IoT、AIなどのデジタルテクノロジーを活用することにより、新しいビジネスモデルを実現し、既存の業界の秩序やビジネスモデルにプラスの影響をもたらすベンチャー企業等のことである。
イ. デジタルディスラプターの代表的な企業として、GAFAと呼ばれる、「Google」「Amazon」「Facebook」「Apple」がある。
[選択肢] ア・イ
[解答] イ
[解説] 
* ア.不適切。デジタルディスラプターとは、クラウドやビッグデータ、IoT、AIなどのデジタルテクノロジーを活用することにより、新しいビジネスモデルを実現し、既存の業界の秩序やビジネスモデルに**破壊的な影響をもたらす**ベンチャー企業等のことである。 
* イ.適切。記述の通り。

### 問題3
[問題文] スマート家電に関する記述として適切なものを以下のア・イのうち1つ選びなさい。
ア. スマート家電は生活を便利にし、メリットが多いが、インターネットを介して家電をコントロールしているため、サイバー攻撃を受ける可能性もある。
イ. スマート家電を使うためには、必ず既存の機器を対応機器に買い換える必要がある。
[選択肢] ア・イ
[解答] ア
[解説] 
* ア.適切。記述の通り。 
* イ.不適切。スマート家電を利用するには、対応機器に買い換えなければならないイメージがあるが、実際は「スマートリモコン」を利用することで、既存の家電であってもエアコンやテレビなどのリモコンで操作している家電は、そのままスマート化することができる。 

 きちんと出きていますね。
 また、このプロンプトを何度も実行すると、そのつど違う問題が作成されています。(これは2回めです)

## サンプル問題

### 問題1
[問題文] ビッグデータに関する以下のアからエまでの記述のうち、最も適切ではないものを1つ選びなさい。
ア. ビッグデータの活用は、これまで見過ごされてきた生産性向上や新たな需要の掘り起こしにつながり、経済成長やイノベーションの促進に資することが期待されている。
イ. ビッグデータを収集するための手段がAI(人工知能)であり、ビッグデータを分析・活用するための手段がIoTである。
ウ. ビッグデータの活用に関する法整備として、2017年5月に施行された改正個人情報保護法では、個人情報を特定の個人を識別できないように加工した情報を「匿名加工情報」と新たに定義し、個人情報の適正な流通のための環境を整備している。
エ. ビッグデータの特徴として、「volume(量)」、「variety(多様性)」、「velocity(速度)」、「veracity(正確性)」等が挙げられる。
[選択肢] ア~エ
[解答] イ
[解説] 
* ア.適切。記述の通り。
* イ.不適切。データが主導する経済成長と社会変革の実現においては、ビッグデータの利活用が鍵を握るが、そのビッグデータを収集するための手段がIoTであり、ビッグデータを分析・活用するための手段がAI(人工知能)である。
* ウ.適切。ビッグデータの利活用の推進等のため、2015年9月に匿名加工情報制度を導入する改正個人情報保護法が成立し、2017年5月に施行された。
* エ.適切。「令和元年版情報通信白書」では、ビッグデータを特徴づけるものとして、「4V」という概念を示している。「volume(量)」、「variety(多様性)」、「velocity(速度)」、「veracity(正確性)」である。これらは、データが価値創出の源泉となる仕組みでもあるといえる。

### 問題2
[問題文]  ARに関する記述として適切なものを以下のア・イのうち1つ選びなさい。
ア. ARは、「Augmented Reality」の頭文字をとったもので、コンピュータが作り出した仮想的な映像などの情報を、現実のカメラ映像に重ねて表示したりすることで、現実そのものを拡張する技術のことである。
イ. ARは、視界全面を覆うヘッドマウントディスプレイなどを使う場合が多く、VRやMRに比べて古くから製品化されてゲームなどで多く利用されており、スマートフォンを利用する簡便なタイプから専用施設まで様々な利用形態がある。
[選択肢] ア・イ
[解答] ア
[解説] 
* ア.適切。記述の通り。AR(Augmented Reality)は、一般的に「拡張現実」と訳される。
* イ.不適切。本肢はVRの説明である。VRは、視界全面を覆うヘッドマウントディスプレイなどを使う場合が多く、ARやMRに比べて古くから製品化されてゲームなどで多く利用されており、スマートフォンを利用する簡便なタイプから専用施設まで様々な利用形態がある。


### 問題3
[問題文] 個人情報保護法に関する記述として適切なものを以下のア・イのうち1つ選びなさい。
ア. 個人情報保護法は、取り扱う個人情報の数が5,000人分以上の事業者を対象とする法律である。
イ. 個人情報保護法が施行されるまでは、個人情報を保護する法律はなかった。
[選択肢] ア・イ
[解答] イ
[解説] 
* ア.不適切。個人情報保護法は、取り扱う個人情報の数にかかわらず、個人情報を扱うすべての事業者を対象とする法律である。2017年の改正法の施行により、取り扱う個人情報の数の要件がなくなった。
* イ.適切。個人情報保護法が施行されるまでは、情報化社会が進むにつれて、例えば、クレジットカードの番号やその他の暗証番号等が流出し、悪用されるケースが増加してきたにもかかわらず、個人情報を保護する法律はおろか、個人情報とは何かを定めた法律もなかった。そのため、個人情報に関する定義や外部流出による不正・悪用の防止を目的とした個人情報保護法が、20054月に施行された。

 出題分野が複数存在してる試験問題の場合は、分野を指定すると、その分野の問題だけ出すようになります。
 さらに、難易度の指定も可能です。(難易度がソースデータに入っている場合
 あと、よくあるのが、試験問題と解答が別々のファイルになっている場合でも、両方をソースに入れることで、きちんと正解も対応づけて表示されました。(別のサンプルで確認しています)

 もちろん、出題以外の質問もソースの内容から自動生成してくれますので、質問の仕方を学ぶだけでも、とても勉強にになりますね。

質問の自動生成

 このように、大量のテスト問題をあらかじめソースに登録しておき、テスト問題を自動作成させたり、わからない部分を質問しながら、学習を進めていくことが可能です。

④次回に続きます

 いかがでしたでしょうか?
 
このように、いろいろなプロンプトの作り方は、ネットに公開されていますので、探してみると良いでしょう。

 
また、プロンプトの作り方自体をGeminiに聞いてみることも可能です。
 いろいろなパターンのプロンプトを提示してくれます。
 
 次回は、いちいちプロンプトをコピペしなくてもいいように、Chrome拡張機能を使ってみようと思います。
 こうご期待!


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