GoogleスプレッドシートにGemini&パイソンがやってきた(無料でもOK)!ーGoogleサイトで作るグループウェア(207)ー
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①GoogleスプレッドシートにGeminiがやってきた
みなさんこんにちは。
今回は、GoogleスプレッドシートにGeminiがやってきたということで、ようやく日本語版のGoogleスプレッドシート(スプシ)でもGeminiが使えるようになりました。(無料でもOKです)
さて、私たちはプロンプトによってAIとの対話を行い、その回答からなんらかの利益を得ていますが、スプシでもプロンプトのコツがありましたので、ご紹介します。
②テーブル型とGemini起動
以前、学校のクラス、科目ごとの点数のデータを、Googleドキュメントに貼り付けて、Geminiで分析したのですが、今回はスプシに貼り付けて分析していきます。
まず、以前のような表形式のデータから、テーブル型に変換してください。(テーブル型にするように促されると思います)
次に、Geminiを起動します。右上のジェミニアイコンをクリックします。
ここで、Geminiをスプシ内で起動させたまま、スプシファイルを開くと、コンテンツの概要が自動的に表示されます。
③パイソン起動と集計プロンプトの作成
「パイソンで、縦を科目、横をクラスにして、表を作り、値は平均点を出してくれますか?」
パイソンのプログラムが吐き出されます。
今まではピボットテーブルを使う場面ですが、このように、Geminiで集計や分析する場合は、最初にパイソンを使う宣言をすると、後の処理が楽になります。
表を貼り付けるセルの場所にカーソルを移動させて、
「表にしてください」
と入力・実行すると、先ほどのパイソンのプログラムが実行され、表が出てきます。
セルに貼り付ける場合は、チャット出力メニューの一番左にある、挿入矢印(左斜め上の矢印アイコン)をクリックすると、テーブル型で表が貼りつきます。
③「このデータの詳細」を使う
次に、データテーブルの一番左のフィールド名(ここではA1)にカーソルを移動させ、左クリックでメニューを出します。
この一番上にGeminiマークの「このデータの詳細」が表示されていますので、選択します。
すると、「このデータについて、注目すべき点を把握する」のプロンプトがGeminiに挿入され実行されます。
回答の最初の部分は < > 内は英語で表示されていますが、 < > をクリックすると、パイソンのプログラムが出てきます。その次に、パイソンで分析した後の説明が出てきます。
これをさらに「グラフにしてくれますか?」といれると、パイソンでグラフが生成されます。(数種類のグラフがいちどに生成されます)
さらにグラフは、左上矢印でシートに添付できます。
日本語部分も問題ありません。ただし、画像として添付されますので、変更はできません。
④まとめ
いかがでしたでしょうか?
GoogleスプレッドシートでGeminiを使った集計や分析を行う場合は、パイソンを起動させるとかなり便利に操作ができます。
ただし、データ連動でグラフ表示などダッシュボード的に使っている場合は、今までのやり方の方で作ったほうがいいでしょう。
このようにGoogleスプレッドシートにはGeminiを通して、パイソンが組み込まれたと言っても過言ではありません。。
ExcelもPython実行機能を標準搭載したことですし、表計算にはAI&パイソンという流れになったと思います。