Googleフォームから直接AppSheetオートメーションが起動!ーGoogleサイトで作るグループウェア(106)ー
🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!
この記事を読んで欲しい方
企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
自分だけのGoogleサイトを作ってみたい方
①ワークスペースアップデート(2024/5/1)
オープンベータ版で利用可能: Google Forms を使用して AppSheet オートメーションを構築するという見出しで、GoogleフォームからAppSheetオートメーションが起動するようになりました。
内容的には、Google フォームの送信が AppSheet オートメーション内でイベント トリガーとして機能できるようになりました。
これらの自動化は、Googleフォームでの通知や承認リクエストを Gmail や Google Chat に送信したり、カスタム Apps Script 関数を呼び出したりするなど、さまざまなアクションを実行できます。
②なにが凄いのか
簡単に言うと、GAS(GoogleApps Script:JavaScriptの亜種)や外部のワークフローiPaaSでプログラムを組むことなく、Googleフォームを起点としたワークフローがAppSheetオートメーションを使って、ノーコードで作れてしまうということですね。
これで、プログラムアレルギーの方たちの敷居がかなり下がってくると思います。
また、AppSheetオートメーションの部分を、アプリ間の連携ワークフローに位置づけたということでも、良い目の付け所だと思います。(AppSheetオートメーションの部分だけでも独立しててもいいくらいです)
③リリースの展開
即時リリースおよび計画的リリースのドメイン:2024 年 5 月 1 日から段階的にロールアウト (機能が公開されるまでに最大 15 日かかります)
対応するワークスペースは、以下の通りです。
ビジネススターター、スタンダード、プラス
エンタープライズスタンダード、プラス
エンタープライズエッセンシャル プラス
Education Fundamentals、Standard、Plus、および Teaching & Learning Upgrade
フロントラインスターター、スタンダード
AppSheetスターター、コア、エンタープライズ スタンダード、エンタープライズ プラス
基本的に有料のワークスペースがメインですが、無料のGoogle for Education(Education Fundamentals)が入っています。
ただ、Education FundamentalsにはAppSheetが無料で付いていないので、無料で使えるのは10ユーザーに限られます。
④Googleの目指している方向
あきらかに、Googleはプログラムを使わないアプリ間の連携に舵を切ってきていると思います。
もちろん、GASは非常に強力なプログラム環境であり、なくなることはありませんが、よりノーコードで同じことができるように改良してきています。
これからの、アプリ間の連携の発展が楽しみです。