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Googleサイトで作るグループウェア (63)ーサイトの自作テンプレート配布法1ー


この記事を読んで欲しい方

Googleワークスペースを導入したが上手くDXに応用できていない方
Googleワークスペースを導入しようと考えてる中小企業の担当者
Gmailやクラウドアプリだけ使っているテレワーカー
GIGAスクールでGoogleエデュケーションを導入している学校の先生
NEXT GIGAスクールで何をしていいか分からない偉い人
Googleエデュケーションで目玉がほしいGoogleの中の人
ノーコードに興味がある人
AppSheetに興味がある人

①Googleサイトのテンプレートは自作できる

 かなり昔のGoogleWorkspaceUpdateBlogの記事ですが、Googleサイトで自作したファイルを、テンプレートとして登録・公開できると書いてあります。
 ただし、テンプレートが登録できるエディションは決まっていて、
 追加可能なエディションは、Google Workspace Essentials、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Plus、Frontline、およびNonprofitsで、ほとんどが追加可能です。
 次に、追加できないエディションは、無料で使っているGoogleWorkspace、G Suite BasicおよびGoogle Workspace Business Starterとなっています。

 そもそも、有料のGoogle Workspace Business Starterが外されているのはどうなのか?とも思いますが、追加できないエディションでもテンプレートを作る方法が追加情報に書いてありましたので、その使い方は後ほど取り上げます。

②追加可能なエディションにおけるテンプレートの追加

 まずGoogleサイトのテンプレートの場所を開きます。(https://sites.google.com)
  開くと以下の画面が出てきます。

Googleサイトのテンプレート画面

  テンプレートギャラリーをクリックします。すると、自分のワークスペース名と全般というタブが出てきますので、自分のワークスペース名のタブを選びます。
 ここに自作サイトを追加していきます。

テンプレートの追加画面

 テンプレートを送信をクリックすると、以下のダイアログが出てきます。

テンプレートの送信

 サイトを選択をクリックすると、追加するサイトファイルが出てきますので、選択して開くボタンを押します。(ここでは例題として、portalmusicという自作サイトをテンプレートにします)

サイトの選択

ふたたびテンプレートの送信画面に戻りますので、元のファイルではなくコピーを送信をONにして、カテゴリーを選択します。わからないときはベーシックにします。
 最後に送信ボタンを押します。

サイトファイルをテンプレートに送信

 送信されたサイトのテンプレートができました。

テンプレートに追加された

 あとは、テンプレートのURLアドレス
https://sites.google.com/new?tgif=d&ftv=1
で開いて、テンプレートを選択・クリックすれば、テンプレートファイルがマイドライブに追加されます。
 DXグループウェアの機能アイコンでテンプレートへのリンクを作っておくと便利です。

③追加不可能なエディションではテンプレート配布画面を自作

 自作テンプレートの追加ができないエディションは、Googleサイトでテンプレート専用のサイトを自作すれば、同様のことができます。

 まず、以下のような、テンプレート用のサイトを作成します。新しくサイトを作成し、コンテンツブロックを挿入しました。

テンプレート用のサイトの作成

 次に、テンプレートにするサイト画面のスクリーンショットを撮ります。

テンプレートにするサイト画面のスクリーンショット

 スクリーンショットを丸に+をクリックして画面に取り込みます。テキスト部分にテンプレート名を入力します。

スクリーンショットを取り込む

 ここで、画像をクリックして飛ばす先のテンプレート用URLを作成します。
 テンプレートにするサイトの編集画面を開いてURLをコピーします。

テンプレートにするサイトのURLをコピーして書き換える

URLが、
https://sites.google.com/d/サイトファイルID/p/ページID/edit
となっていますので、
https://sites.google.com/d/サイトファイルID/template/preview
に書き換えます。

さらに、テンプレートにするサイトファイルの共有設定を開き、一般的なアクセスを「リンクを知っている全員」にしておきます。

テンプレート化するサイトファイルの共有設定

先ほど、書き換えたURLを、テンプレートダウンロード用の画像のリンク(鎖マーク)に貼り付けます。

テンプレート化URLの貼り付け

④テンプレートの公開

 実際にテンプレートサイトを動かしてみます。公開ボタンを押してウェブアドレスを設定すれば完了です。このウェブサイトのアドレスがテンプレートアドレスになりますので、このURLを配布します。

テンプレートサイトの公開

 別のGoogleアドレスから、配布されたURLでテンプレートサイトに入り、portalmusicの画像をクリックすると、プレビュー画面に飛びます。
 プレビュー画面が出てきて操作ができますが、画面右上にテンプレートを使用ボタンが出てきています。

テンプレートのプレビュー画面

 テンプレートを使用ボタンを押すと、サイトファイルが自分のマイドライブ内に、自分がオーナーの設定でダウンロードされます。

サイトファイルがダウンロードされた

 あとは、自分のサイトファイルとして使用できます。

 

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