少しだけ前に進んだ #1


やっと!人生初の!
心療内科に!行けました!!!

もう予約からめちゃくちゃ緊張して
入るのすら汗びっしょり、
夏の暑さのせいにできてよかったけど…。

これからこのnoteには進捗を書いていけたら
いいな〜そしていつか見返して
「そんなことあったっけな」くらいに思えたら
いいな。もちろんそれ以外のことも書いていきたい。


予約、受診

これまで病院にかかるときってやむを得ない状況のことがほとんどで
全然抵抗なかったのに、
心療内科っていうだけですごーく緊張した。
受付の人の話の内容があんまり入ってこなかったな(時間とか)、
すみませんでした。

初診か再診か、主にどんな症状か、名前と年齢、
あとは一人暮らしかどうかも聞かれたような聞かれなかったような

まず他人に希死念慮だとか不安とか話したことなくて、
何て言えばいいか分からなくて
とりあえず「眠れない」「仕事のことばかり考えてしまう」など
ありきたりの内容を話したのは覚えてる。

受付の人は優しくて「それでは保険証を持って○時にお越しくださいね」と
言ってくれた。電話が終わってそれだけで疲労感がすごかった。

しかし、心療内科って本当にすぐには受診できないものなんだなと。
当日受診なんてほぼないし予約して最短でも数日は待った。
心配だったのは、その間に死なずにもつか(死にたいという衝動に負けずに
乗り切れるか)と、受診当日に気分がどのようになっているかだった。
*受診当日、どん底なら先生にありのままを話せるけど、もしまれにみるハイテンションだったらなんの意味もないなと思って。

そこから受診日までは、またいつも通り。
死にたさと予期不安と闘い、破壊衝動にも見舞われ、
大事にしていたはずのスマホケースを傷つけたり、皮膚を思いっきりひっかいて血だらけにしてみたり、喉に詰まるくらい食べ物飲み込んだり。
ほんと何やってるんだか。
あとは、先生に言いたいことがまとまらないまま会うのは嫌で
Wordで症状とか性格とかいつからかとか打って準備した。


そして当日がやってきた。

朝から落ち着かなくて、早めに家を出て、
何だか不安で、必死に自転車をこぐ。
注意散漫キャンペーン中のせいで車に軽く轢かれそうになった。
ここで死んだら困る、と無意識的に思っていた。普段はあんなに死にたい死にたい思っているのに

運よく、受診当日は気分がかなり辛い方の日で
このままいけば話せる、伝えられると思った、それだけが救いだった。

思ったより病院はきれいで、人はあまりいなくて、
受付の人や看護師さんは優しくて当たり障りなくてほっとしたけど
待合待機している間は「なんて言われるんだろう」「休職しなさいって言われたら、職場に何て言おう」「あの仕事の引継ぎ、申し訳ないな」など考え事が頭を巡ってひたすら地面を見つめていた。静かに流れるクラシックが私のうるさい脳みそをなでてくれている気がした。

そうこうしているうちに、何人かの患者さんが次から次へとやってきた。
全員女性で、年齢はバラバラ。
みなさん、普通に社会生活を送っている人そのものだった。
私のなかで心療内科とか精神科にたいする偏見の強さを思い知らされた。
みんないろいろ悩んでるんだな。でもそう見せないで、強いなと。

血圧と体重を測ってしばらく待つと診察室へ呼ばれる。
血圧は心臓がバクバクできっと高いと思っていたら107/72mmHgとかで
ちょっと落胆、脈は98回/分。仕事柄バイタルを覚えてしまうがこればかりは役に立ったかな。

診察室の先生とは、対面でなく45度の角度で話した。
2つ椅子があって、「どちらでもいいですよ、片方は荷物置きにつかってね」と。先生は物静かで優しそうで、ほっとした。机の上は整頓され(というかパソコンと問診票以外なかったような)、私の想像する「診察室の医師の机の上」とはかけ離れていた。すっきりした机は見ているこちらも何だか気分が良かった。
あの模型とか、ジェネリックがうんたらみたいなポスターとか、
備え付け型パソコンとか、そういうのは病院だなーって感じで苦手。

ここ最近かかった病院の医者はほとんどパソコンを見ながら
たまに横目でこちらを見る程度だったので、
私に体を向けて目を見て話してくれて、時折手元の問診票(カルテ?)に
内容を書いているその姿は新鮮だったな。診てもらっているという安心感がすごかった。用意したWordは、受付で記入した症状の欄にも同様のことを書いていたので必要なかった。だけど頭の整理にはなったので結果的に◎。

いつから、どういった症状で、どんな時間帯に多くて、仕事はどんな感じで、何か契機になるようなことはあったか、とか。

話しながら、私は無意識に笑ったり愛想笑いをしていたようだけど
先生はずっと真剣に聞いてくれていました。感謝。
希死念慮については触れられなかったな。

そもそも、強迫性障害・アダルトチルドレン・不安神経症・双極性障害Ⅱ型・うつ病・・・勝手に自分につけた診断名を全て何とかしないとと思って必死だったけど、先生は今一番悩んでいることをまとめてくれて、
なんというか、ああ今はそれに集中しなきゃなと思った。

診断は、軽いうつ病だった。
仕事も、続けていいと言われた。

正直、けっこう重症&休職のイメージをしていた私にとってはちょっと落胆する内容だったけど、薬を出しますと言われ、眠剤は今回は出さないで様子をみましょうかと言われ、怖かったけど納得はできた。どんな副作用で
量はこれくらいで、など。効果はすぐには効かなくて2週間以上は最短でもかかると思うと言われ、きちんと飲めているか、副作用はどうかなど確認する目的で1週間後に再診予約してもらった。仕事柄不規則勤務なことも気にかけてくださり、シフトは大丈夫ですかと言ってくれた。

そうして、調剤薬局でSSRIをうけとり、薬剤師さんにも怪訝な顔をされることもなく(私の偏見がすごすぎるあまり…ひどいイメージでした)、無事自宅へ着いた。まだ飲んでもいないのにいつもより少し気が楽で、何かにとりつかれている感覚が減って、沢山夕飯食べちゃったけど。あと、副作用に挙がった「吐き気」「眠気」「下痢」が、飲んでもいないのに帰路で起こったのにはびっくりした。終わってほっとしたのかな。家に帰って
リビングで横になったら少し落ち着いた。今は、PCに向かいつつ
大好きなタピオカ飲んで、録画したアンサングシンデレラを横目に過ごしている。


なんか、人に話すって大事だな
なにも変わっていないようで、心に被った雲を先生がちょっと箒で
掃いてくれたような。心療内科には当たりはずれ(合うあわない)もあるっていうから、口コミ通りでよかったです。ありがたや。
今日の分の薬を飲んだ。副作用怖いけど、自分を取り戻すために
飲み続けられますように。少しでもどん底で死にたさにとりつかれる時間が減るといいんだけどな。

すごく長くなった。。。

そとからたまに聞こえる風鈴がいい音。今日は外が暑い。
静かな部屋で頭の中の文字を書き起こす時間は、食べている時と同じくらい無心になれるので好きです。

ここまで読んでくれた方がいたら、ありがとう。