今を全力で生きる
この仕事をしていると、高齢の方と接する機会が多くなります。
そして、それに応じて昨日まで元気だった方が、今日になると急変して亡くなるという場面にも遭遇します。
私自身はそれほど多くの経験はありませんが、自分が担当していた患者さんが急変してお別れも言えぬままに会えなくなることもありました。
「また頑張りましょう」、「ではまた次回にしましょう」などと笑顔で次回の約束をしても、それが最期に交わした言葉になってしまうことが多いです。
健康に問題を抱える方と接する仕事柄、致し方ない部分はあると思います。
何度も経験したことはありますが、慣れたことはないですし、おそらくこれからも慣れることはないと思います。
やっぱり、お別れというものは悲しいですね。
明日や未来が来ることが当たり前ではないことを、いつも学ばせてもらっています。
だからこそ「今」が大切であり、今この瞬間を全力で生きなくてはならないと感じています。
無駄にして良い「今」はないと思います。
年齢を重ねるにつれて、楽しい思い出も増えますが、後悔も増えていきます。
取り戻せる後悔であれば良いですが、取り返しのつかない後悔も増えていくのが人生というものです。
「後悔を減らす選択」に対する「正解」は中々難しいですが、少なくても今を全力で生きるという選択は間違っていないと思います。
今をもっと大切にしなくてはいけないと考えさせられています。