#95 なぜ、今、紙について学ぶ必要があるのか?
『紙について楽しく学ぶラジオ/Rethink Paper Project』
このラジオは、「紙の歴史やニュースなどを楽しく学んで、これからの紙の価値を考えていこう」という番組です。
この番組は、清水紙工(株)の清水聡がお送りします。
よろしくお願いします。
番組名変えてみました
皆さん、新年あけましておめでとうございます。今回が2023年一発目の放送です。
今年もこうやって発信を続けていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
さて、お気づきだと思いますが、新しい年を迎えたということで、タイトルコールを変えてみました!(笑)
それと、番組名も変えてみました。
その名も『紙について楽しく学ぶラジオ/Rethink Paper Project』です!
これまでは『Rethink Paper Project』だけだったんですけど、頭に『紙について楽しく学ぶラジオ』を付けてみました。
これまでは、英語だけのタイトルで、「読みづらい」、「とっつきづらい」、「意味が分からない」の三重苦でしたが、もうご安心ください。
これからは、『紙について楽しく学ぶラジオ/Rethink Paper Project』です。
紙について楽しく学べるということが瞬時にわかる番組名となっております。
という訳で、今年も紙について楽しく学んでいきましょう!
なぜ、今、紙について学ぶ必要があるのか?
さて、番組のタイトルにもある通り、このラジオは、「紙について学んでいく」番組です。
ここで、世間一般の声を代弁しましょう。
「紙について学んでなんの意味があるの?」
はい、その通りです。
紙について学ぶ時間があったら、AIとかブロックチェーンとかNFTとか、今トレンドのことを学んだ方が良いですよね。
僕もそう思います。
僕は、がっつり紙をお仕事としているので、紙について学ぶことが意味があります。
でも、僕は思うんです。
紙をお仕事とされていない方にとっても、紙のことを知ることは、意味があると思っています。
それは、紙っていうのが、人間にとってあまりに意味の大きい素材だからです。
紙はあくまで素材、まだまだ可能性がある!
紙は、主にデジタル化の影響で需要が減っていますが、今でもありとあらゆる場面で、僕たちにとってなくてはならないものです。
例えば、ティッシュペーパーがなかったら鼻をかめないし、段ボールがなかったらものが運べません。
こんな風に、無意識のうちに色んな所に使われている素材、それが紙なんです。
忘れちゃいけないのが、紙はあくまで素材だっていうことです。
脱プラで、紙にスポットライトが当たり始めていますが、そうなんです。
紙はあくまで素材だから、その姿かたちは無限大に可能性がある訳なんです。
セルロースナノファイバーは、その希望の原石だと思われます。
紙はこれまでは、一旦シート状で出来上がったものを成形することで、製品となってきました。
しかし、セルロースナノファイバーは原材料からそのままいろんな形に成形できる優れものです。
しかも、紙なのに強度がめちゃくちゃ強い。
こんな風に、紙はこれからも可能性がめちゃくちゃある素材と言えます。
紙の歴史を知ることでデジタル化の大局を読む!?
それから、視点をギュイーンと変えて、人間のコミュニケーションの視点からお話しします。
以前の放送でもお話ししましたが、紙と印刷の発明は、今でいうスマートフォンの発明とかと同じくらい、半端ない出来事なんです。
特に、グーテンベルクの活版印刷は、群を抜いてえげつない発明です。
人間のコミュニケーションの歴史上、トップレベルのイノベーションです。
今、そのデバイスが紙からデジタルに移行しています。
このデジタルへの移行期に、紙のコミュニケーションデバイスとしての歴史を知っておくことで、デジタルがこれから進んでいくであろう大局が見えてくる可能性があると思います。
なぜなら、紙はずっと人間のコミュニケーションの歴史において、メインのデバイスだったからです。
つまり、何が言いたいかというと、これからは人間のコミュニケーションのメインのデバイスは、間違いなくデジタルのものになっていくでしょうから、紙がデバイスとしてたどった足跡をたどると、その方向性というか、そんなものがうっすら見えてくる可能性があるんじゃないか、ということです。
一言で言うと、「歴史は繰り返されるから、歴史を学ぼう」ってことです。
まぁ、なんだか難しそうなことをしゃべってきましたが、今年も紙について楽しく学んでいきましょう!
それでは、本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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