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『稲盛和夫一日一言』10/20 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 10月20日、今日の一言は『両刃(もろは)の剣(つるぎ)』です。

 闘争心や勝ち気や負けん気などといったものは両刃の剣である。それがなければ会社は発展しないが、一方、過剰になってしまうと会社を破綻(はたん)させてしまう。
 成功と没落の原因は同じであることを十分理解しておく必要がある。

  思念は業(ごう)をつくります。「業」とはサンスクリット語でカルマのことで、人間によって行われる善悪の行為およびその行為がもたらす結果を表す言葉です。同時に、宇宙には「思念は必ず実現する」という法則も存在しています。
 「思念は業をつくる」「思念は必ず実現する」という法則からいけば、事業を起こし、ある程度の成功をするとどうなるか。我々はどうしても傲慢(ごうまん)になってしまいます。そして、その仕事がうまくいけばいくほど思いは独りよがりなものになり、自分だけよければいいのだというエゴのかたまりとなった発想が常に出てくるようになってきます。これが問題です。独りよがりで、エゴのかたまりとなった思念は、やがて大きな問題を招くことになります。
 だからこそ、私は「常に謙虚であらねばならない」「謙虚な姿勢を持ち続けることが大切です」と申し上げているわけです。

2005年 盛和塾ニューヨーク開塾式 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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