
『稲盛和夫一日一言』12/29 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。
12月29日、今日の一言は『苦しみの先にある喜び』です。
仕事における喜びというのは、飴玉のように口に入れたらすぐ甘いといった単純なものではない。労働は苦い根(ね)と甘い果実を持っているという格言のとおり、それは苦しさやつらさの中からにじみ出してくるもの。仕事の楽しさとは苦しさを超えたところに潜んでいるものだ。
精進するということは、真面目に一生懸命に努めるということです。何でもいいから真面目に一生懸命に努めるということは、報酬を得ることにつながります。それは同時に、人間性を向上させ、人格を高め、心を美しくしていくという副作用もあるのです。
フラフラして仕事をする、ただ頑張っているというのではなしに、真面目に一生懸命に仕事をする。それは一点に昇華する、一点に絞り込んで努力をすることですから、禅宗のお坊さんが毎日座禅を組んで修行をするのと同じことなのです。
そうした努力こそが、人間というものを立派にしていくもとだと考え、お釈迦様は修行の一番目に「精進」という言葉を使っておられるわけです。
つまり、真面目に一生懸命仕事に打ち込むことが大事なのです。一生懸命に働くということは、勤勉であるということであり、仕事に対する態度が常に誠実であるということです。私たちが本当に心から味わえる喜びというのは、仕事の中にこそあるものです。
真面目に一生懸命仕事に打ち込み、何かを成し遂げたときにこそ、他には代えがたい喜びが得られるのです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。