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『稲盛和夫一日一言』1/5 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月5日、今日の一言は『真心』です。

 人は金銭のためでなく、名誉のためでなく、権勢欲のためでもなく、真心によって突き動かされたときにこそ、どんな困難にも負けることなく、最大の力を発揮して立ち向かうことができる。

 西郷南洲は、遺訓二五条で次のように言っています。
「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己れを尽くし人を咎(とが)めず、我が誠の足らざるを尋むべし。
 【訳】
 人を相手にしないで常に天を相手にするよう心がけよ。天を相手にして自分の誠を尽くし、決して人の非をとがめるようなことをせず、自分の真心の足らないことを反省せよ。

「人を相手にせず、天を相手にせよ」とは、人を相手にするのではなく、自分の心の中にある誠、自分の心の中にある真っすぐな心、すなわち正道をもって対すべきだという意味です。つまり、道理に適っているかどうかを問うということです。
 口幅ったい言い方ではありますが、私はやはり、現在の世相を直していくには、私たち一人一人の心の様相が大切になるのではないかと考えています。西郷南洲の遺訓を鏡として、少しでも自分自身の心を高めるように努力しなければ、この国の将来はどうなっていくのかとたいへん危惧しております。

2007年 盛和塾第15回全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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