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『稲盛和夫一日一言』10/26 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 10月26日、今日の一言は『大企業の責任』です。

 大企業は経済社会の健全な発展に貢献するために、つまり、自らの強大な力をコントロールするために、一般企業よりはるかに厳しい自己管理のルールを確立し、自らを律するように努めるべきである。大企業の経営者は、まず、企業や企業群が巨大化してゆけば、必ず社会に対して破壊的な影響を及ぼす可能性があることを認識しなくてはならない。

 民主主義社会では、思想の自由がベースにあります。個々人がどんな考え方を持とうと、どんな哲学や思想を持とうと基本的には自由です。しかし、それは、「自分が信じた考え方の下で生きた末に得られた人生の結果については、自ら責任をとる」ことが前提でなければなりません。
 ですから、経営者がどのような考え方を持つかは自由なのですが、もし「大企業に伍していくいくような、素晴らしい会社にしていこう」と思うなら、生半可な考え方や哲学、思想ではそうなるはずがありません。そうした高い目標に向かって進んでいこうと思うなら、高い次元の「経営哲学」が必要になるのです。
 企業というものは、経営者の器以上には大きくなりません。だからこそ、経営者や幹部、さらには社員を含め、企業に住む人間の器量を大きくしなければならないのです。この人間の器を大きくするための作業が経営哲学を勉強するということなのです。

『経営十二ヶ条』(稲盛和夫著 日経BP/日本経済新聞出版 2022年発刊)より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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