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君のやさしさ

ほっといても流れる体を

ただ手放しては 少し遠くから

ずっと見つめ続けている

たまにたぐり寄せるとなにかが寄生していて

それを取り除くことができない

触れることができないはずの僕の体に

今、誰かが触れようとしている。

その時、

目が覚めたように 新しい朝がくるのか

ロケットが発射され 空中分解していくのか。

そもそもエネルギーなど積んでない君の身体では

僕に触れることができても

ただ頬を撫でるだけのことだ

その手に僕は気付けないまま

ずっと漂う体を持っている







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