【サイト分析】「福祉」のイメージを一新するメディア『こここ』
昨年、マガジンハウスが電子版ポパイ「ポパイweb」をリリースしたことが話題になっていたが、実は同時期にマガジンハウスから「こここ」というwebメディアもオープンしている。「福祉」という、一見固いイメージを抱きがちなテーマを、クリエイティブな視点で記事にしている素敵なメディアであり、サイトデザインもかっこいいので紹介したい。
クリエイティブを入り口に「福祉」を考えるウェブマガジン
Webマガジン『こここ』のテーマは、福祉とクリエイティブ。
「個と個で一緒にできること」を合言葉に、福祉につらなる人や場所、活動、表現、創造性をたずね、紹介していくメディア事業を軸に、ラボ事業も展開していきます。(PRTIMESより)
「クリエイティブ」を入り口にして、福祉領域に関わる人・活動・テーマを柔らかく紹介していくことで、これからの社会を共に生きていく上でのヒントを読者とともに考えるというスタイルのウェブマガジンとなっている。
「福祉」のイメージを一新するビジュアル
「クリエイティブ」を切り口にしているということで、サイトもシティポップ感のあるビビッドな色使いと今っぽいフォント、また文化人や芸人をファッション誌のスナップ写真のように切り取ったビジュアルが使用されており、「福祉」に対する既存のイメージを一新するものとなっている。
吹き出しのアイコンが作り出す統一感
また、吹き出しのようなイラストがサイト各所にちりばめられており、これがメディアのアイコンとなっていることがわかる。
サイト最上部のヘッダー部分には大きな吹き出しが敷かれ、フッターには左側にも同じサイズの大きな吹き出しが敷かれていることで、サイト全体を挟む「閉合」のような役割を果たしており、雑誌の1ページのようなまとまり感が感じられた。