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新人Webディレクターです。Webサイトやキャンペーンなどの分析と考察を発信します。なるべく続けます。

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最近の記事

【サイト分析】ミスリードを引き起こすボタン文言

明日から公開される映画『秘密の森のその向こう』が気になっている。劇場館をチェックすべくサイトに訪れ、「THEATER(シアター)」のボタンをクリックしたら、なんと予告が流れ出した。 びっくりしてトップページに戻ってみたら、わたしが押したのは「TRAILER(トレーラー)」だったらしい。 「T」で始まり「R」で終わる綴りであるうえに7文字という文字数まで一緒なので、かなり見分けづらいな…!と感じた。赤い背景に少し暗めのゴールドのボタンに細めのフォントが使用されており、映画の

    • 【サイト分析】「フリーダムアーキテクツ」のカテゴリー検索がいかにすごいか

      最近、家探しが趣味と化している私はいろいろなハウスメーカーや設計事務所のサイトを見るのだが、そのなかで「そうそう、こういうのを求めてたんだよ!!」と感じたサイトを見つけたので紹介したい。 相談窓口に飛び込みたくなるのは、膨らんだ夢に「手が届きそう」と感じた時 メーカーが顧客からの信頼を一気に獲得できるチャンスは、やはり店舗やオンラインでの相談会だと思う。そして、顧客側がわざわざ直接話を聞こうと思うきっかけは、理想の物件に対して「私にも手が届くのかも…!?」という期待が膨ら

      • 【サイト分析】「みん100」からユーザーのモチベーションを高めるUIを学ぶ

        先日、テレビ番組を見ていたら「みん100」というウェブサイトが紹介されていた。ユーザーが100円ショップで売ってほしいアイテムのアイデアを投稿し、採用されると実際に商品化されるという仕組みのサイトらしい。 今回はそんな、生活者とメーカーが繋がるプラットフォーム「みん100」から、アクティブユーザーの心を掴む工夫について紹介したい。 モチベーションに繋がる数字 みん100では、①ユーザーがアイデアを投稿し、②他ユーザーが応援し(気に入った・共感したアイデアに“いいね”)、③

        • 【サイト分析】各社のマイナンバーキャンペーン訴求ページを見比べてみた(後半)

          今回は前回の続きとして、現在各社で実施中のマイナンバーキャンペーンについて、PayPay・楽天・ドコモのキャンペーン訴求LPの比較をしていきたい。後半では目次以下のコンテンツについて分析する。 ユーザーのニーズに沿った「情報の順番」 目次直下の内容を3社で比較してみよう。 まず、PayPayはマイナポイントの概要とメリットが記載されており、その下に「申し込める方」として、キャンペーン対象者に関する説明パートなどが続くかたちとなっている。 一方、ドコモの方では「マイナポイ

        • 【サイト分析】ミスリードを引き起こすボタン文言

        • 【サイト分析】「フリーダムアーキテクツ」のカテゴリー検索がいかにすごいか

        • 【サイト分析】「みん100」からユーザーのモチベーションを高めるUIを学ぶ

        • 【サイト分析】各社のマイナンバーキャンペーン訴求ページを見比べてみた(後半)

          【サイト分析】各社のマイナンバーキャンペーン訴求ページを見比べてみた(前半)

          現在各社で実施中のマイナンバーキャンペーンについて、PayPay・楽天・ドコモのキャンペーン訴求LPを比較してみた。前半ではKVとKV直下のコンテンツについて分析した結果をお伝えしたい。 KVはシンプルな方が参加ハードルが下がる KVについて、楽天・ドコモは一番の訴求ポイントである「20,000円分のポイントが貰える」を最も大きく上部に配置したうえで、20,000円獲得のプロセスをシンプルに3ステップで示している。 PayPayの方はというと、左側に「20,000円分の

          【サイト分析】各社のマイナンバーキャンペーン訴求ページを見比べてみた(前半)

          【サイト分析】ポカリスエットのCMを手掛ける会社サイトから学んだ「パロディ」がもつ求心力

          CMが出るたび話題になるポカリスエットのCMのディレクションを手掛ける会社「なかよしデザイン」のwebサイトが、とあるサイトのパロディ風に仕上がっており面白かったので紹介したい。 誰もが心当たりのあるフォーマット なかよしデザインのwebサイトは、サイト全体が「アマゾンの商品ページ風」に構成されている。 初めて訪れた人は、サイトを間違えたと錯覚してしまう人も多いかもしれないが、よく見てみるとアマゾンの商品ページのフォーマットに乗っかる形で会社概要やチームメンバーのプロフィ

          【サイト分析】ポカリスエットのCMを手掛ける会社サイトから学んだ「パロディ」がもつ求心力

          【サイト分析】ipadをARで見る機能

          4年ほど使っているipad proにガタがでてきたのでipad miniを予約しようとサイトを見たところ、素敵な機能があった。 ARでipad miniを目の前に召喚する ipad miniが欲しくなったのでサイトを見ていたら、ARで商品を見られる機能があった。機能や値段は十分で、あとはサイズ感だけ気になっていたところだったので試しに使ってみた。 結果、非常に良い機能だと感じた。サイズ感は、正直YouTubeの商品レビューなど見ればわかると思っていたが、家の中で普段使っ

          【サイト分析】ipadをARで見る機能

          【サイト分析】予約しやすいいちご狩り農園サイトのUIとは

          いちご狩りをしようといくつかの農園サイトを見比べていたところ、UIの良し悪しが見えてきたので2つの農園を例に挙げて考察していきたい。 ※想定ユーザー等は以下を前提とする ニーズに合致したグローバルメニュー まず、今回の目的を踏まえると、以下「苺の郷 中里農園」のように、アクセス、予約案内、料金案内はグローバルメニューでしっかりと記載されているのが好ましい。 コロナ禍あるあるの不安を解消してくれる要素 コロナ禍でよくあるのが、施設やお店が臨時休業などでそもそも営業してい

          【サイト分析】予約しやすいいちご狩り農園サイトのUIとは

          【サイト分析】愛媛のみかんジュース専門店「10FACTORY」のwebサイト

          今回観察するのは、愛媛にあるみかんジュース専門店「10FACTORY」のwebサイト。ファーストビューから感じた「ユーザーを引き付ける魅力」を紹介したい。 ユーザーの心を掴むメインビジュアル メインビジュアルでは、木になっているフレッシュなみかんや食卓に並ぶみかんジュースなど、コントラストのきいた美しい写真が画面いっぱいに表示され、10FACTORYの表現する「みかんジュースのある生活」が最大限表現されている。 愛媛にはほかにもいろいろな種類のみかんジュースがあるはずだが

          【サイト分析】愛媛のみかんジュース専門店「10FACTORY」のwebサイト

          【サイト分析】余白と手触り感

          今回紹介するのは、西部・そごうが2022年の企業広告とともに公開したキャンペーンサイト。 そごうは、「不要不急」の線引きに多くの人が息苦しさを感じた年を経て、そんな心持ちによりそうキャッチフレーズ「なくてもいいと言われるものと、私の心は生きていく。」を発表している。 広告には、何度も芯が折れながら、それでもあきらめずに描きあげられたクマのぬいぐるみと、キャッチフレーズ、コンセプト文だけがシンプルに配置されている。 サイト全体を通して視線を奪うような要素がなく、余白と、鉛筆の

          【サイト分析】余白と手触り感

          【サイト分析】お~いお茶のサイトから学ぶ「タイムトリップ感」のあるデザイン

          このたび紹介するのは、伊藤園が実施した「お〜いお茶 トリップ」のキャンペーンサイト。今回はキャンペーンの分析もかねて、サイトデザインの考察をしてみたい。 お~いお茶タイムマシンのインパクト 本キャンペーンは、33年間の歴史の中で進化し続けて来た「お~いお茶」の味わいの変化を解き明かすという趣旨のもの。というわけで、メインビジュアルでは「時を操れ。」というコピーとともに、おーいお茶タイムマシン(のようなもの)がど真ん中に現れる。お茶のホッコリしたイメージとは一線を画す、まさ

          【サイト分析】お~いお茶のサイトから学ぶ「タイムトリップ感」のあるデザイン

          すいすい読める、カルビーのお菓子「miino」の商品ページ

          カルビーから出ている、そら豆をまるごと素揚げしたヘルシーなお菓子「miino」の商品ページが読みやすかったので簡単に紹介したい。 こちらが該当のページ(一部抜粋)。全体を通して多くの色を使わず、パッケージカラーに合わせた緑と白のみで構成されているため、強調したい部分などがわかりやすくなっている。 また、決して文章が少ないわけではないが、ひらがなと漢字の割合がちょうどいいのですいすいと読み進めることができる。 「読んでもらう」ことを目的としたサイトでは、こうした色使いや文

          すいすい読める、カルビーのお菓子「miino」の商品ページ

          【サイト分析】オンラインでも、生のワクワク感を。オンライン劇場「ZA」

          今回紹介するのは、コロナ禍で2020年に発足した、劇団ノーミーツの「Meets」がプロデュースするオンライン劇場「ZA」のサイト。 劇団ノーミーツが掲げるテーマでもある「NO密で濃密なひとときを。」をところどころに感じる素敵なデザインとなっている。 「温故知新」を感じるデザインオンライン劇場「ZA」の名前の由来は古くから舞台を意味する「座」から来ているとのこと。そのコンセプトはサイトデザインでも表現されており、全体のトーンは歌舞伎座や浅草にあるような劇場を彷彿とさせる、レト

          【サイト分析】オンラインでも、生のワクワク感を。オンライン劇場「ZA」

          【サイト分析】資産運用サービス「THEO」の資産診断の使い勝手がいい

          ロボアドバイザーに資産運用をお任せできるサービス「THEO」の、資産診断サイトが、ユーザーにストレスを感じさせない配慮に優れていたので紹介したい。 リズムよく回答できる 本サイトでは、「つぎへ」のボタンが存在せず、空欄に入力すると自動的に次の質問が表示されるようになっている。入力を間違えても後からページを戻らずに取り消すことができるし、何よりもポンポンとリズムよく回答していけるのが気持ちいい。 迷う質問には先回りしてヒントをくれる また、希望の初期投資額など初心者は答

          【サイト分析】資産運用サービス「THEO」の資産診断の使い勝手がいい

          【サイト分析】初心者でもお部屋づくりに迷わない!IKEAの「新生活おすすめインテリア特集ページ」

          新生活をスタートする多くの新社会人や大学生が、一人暮らしのお部屋づくりにいそしむ季節。予算内に納めたいけど、妥協はしたくない…そんな中ありがたいのが、春になると家具店が一斉に発信し始める「新生活用のインテリア特集」ではないかと思う。 そこで今回は、迷える一人暮らし初心者にもやさしい工夫を凝らしたIKEAの「新生活インテリア特集ページ」を紹介したい。 インテリアにマッチする部屋をイメージしやすい いちからお部屋をつくる上で難しいのが、「統一感」をもたせることではないかと思う。

          【サイト分析】初心者でもお部屋づくりに迷わない!IKEAの「新生活おすすめインテリア特集ページ」

          【サイト分析】「福祉」のイメージを一新するメディア『こここ』

          昨年、マガジンハウスが電子版ポパイ「ポパイweb」をリリースしたことが話題になっていたが、実は同時期にマガジンハウスから「こここ」というwebメディアもオープンしている。「福祉」という、一見固いイメージを抱きがちなテーマを、クリエイティブな視点で記事にしている素敵なメディアであり、サイトデザインもかっこいいので紹介したい。 クリエイティブを入り口に「福祉」を考えるウェブマガジンWebマガジン『こここ』のテーマは、福祉とクリエイティブ。 「個と個で一緒にできること」を合言葉

          【サイト分析】「福祉」のイメージを一新するメディア『こここ』