僕の理念は駄菓子屋のおばあちゃんです。
「子ども可愛すぎだろ…」
と毎日ニヤついてるロウトです。
こちらの記事では一児パパである僕が駄菓子屋の”おばあちゃん”になるべく奮闘している話をしていきますね。
僕は、高校教師という肩書きを捨て、関東から九州の田舎に移住したフリーランスです。
2022年に株式会社トゥルーという会社を設立し、webビジネスのコンサルや実店舗コンサル、各種スクールの運営に関わっています。
詳しいプロフィールはこちらからどうぞ!
駄菓子屋のおばあちゃん。これは僕の教師生活から導き出した、人生の究極の目標。核となる理念です。
元教師だからこそ言える「教育困難校」という実態と、そこから考える理想の学校を踏まえて、ロウトの夢とあなたにやっていただきたいことをお伝えします。
「ガンガン稼いでタワマンに住んで早期リタイアが目標!」という方には不向きですのでページを閉じてください。
もしあなたが「自分の子どもに何ができるだろう」「自分の役割は何だろう」「怪しいビジネスには手を出したくないな」と考えるのであれば、ぜひ最後まで見てください。
この記事を通してご相談いただいた方からはご意見ご感想を続々頂いています。
それではさっそく行きましょう。
第1章 教育困難校の実態とは?
僕は大学卒業後、高校の定時制という夜間学校、いわゆる「困難校」にいました。
高校はだいたい、「進学校」「中堅校」「困難校」にわかれています。
僕自身は「進学校」出身で、同級生の9割以上が大学進学をしました。なので大学受験のための授業が大半です。
そして教師になって5年。ずっと夜間学校で働いていました。
夜間学校ってどんなイメージですか?
僕は”金八先生”や”ごくせん”の世界のイメージです。
いわゆる”ヤンキー”ですね。
もちろんそういう子もいますが、今はどちらかというと昼間の学校に行けない子が増えてきました。
そんな生徒と「田舎ヤンキー」が半々の学校に勤めていたんです。
さて、教育関係はたびたび問題になります。まず「学校はこうすべきだ」という理想。
例えば...
🔽高校の授業をもっとおもしろく。先生がんばれ。
🔽教え方がヘタな先生が多い。こうすればいい学校は作れるはず。
🔽生徒に寄り添う先生がいれば授業に興味のある人が増える。
🔽日本の教育は全然進歩していない。教師が学ばないから。
🔽授業なんて退屈でしかない。
🔽先生の役割でもっとも大事なことは何か?正しいことを教える?わかりやすく教える?受験で合格させること?質問に答えること?ーいいえ。その科目を好きにさせることですよ。
🔽学ぶのが好きになれば、生徒は勝手に勉強するはず。
🔽頭ごなしに勉強しなさい!なんて言う必要ありません。おもしろさを伝えるのが大事なんです。
🔽先生たちは忙しいのに毎日授業をしていて尊敬します。ただ〜
🔽「授業では、なぜ勉強をした方がいいのかを伝えてあげてください。そうすれば生徒もワクワクしますよ。」
🔽生徒には成功体験を積ませてあげましょう。
🔽先生の授業がルーティンになったらおしまいです。改良を!
林先生みたいな方が先生としてあるべき姿だ!というイメージですね。
僕も教師になる前はそんな先生になりたいと思っていました。
「学校が楽しい」「授業が面白い」「勉強って最高!」
そんな生徒を育てるんだ!!!
しかし、夜間学校に赴任してみて現実と直面しました。
「それは進学校の話だぁぁぁぁ!」
『学校ごとにそんな分けて考えるなんて教師失格だ!』という反論は受け入れます。でもそんなキレイごとではない現実が目の前には合ったんです。
僕の勤めていた学校の現状は。
🔽学校に来る生徒が半分以下。来ている生徒が褒められる。(登校するのが普通だと考えている人が多いですがそれだって固定概念。欠席理由は、”ダルいから”)
🔽来ている生徒の授業態度は、”無”。携帯を手放せない。お絵描きしたくなる。何も関係ないことを話しだす。あげく、「こんなの勉強してなんの意味があるんだよ」ばっかり。
🔽最初の「起立!」で立ち上がるのすらめんどくさい。そんな生徒が授業に集中できるわけもなく...
🔽机の下には携帯。ゲーム。遊戯王。ニンテンドースイッチをポケットから出す生徒。イヤホンを外さない生徒。
🔽学力レベルは、小学生〜高校生まで幅広い。特に計算力には差があって、九九ができない生徒の方が多い。そんな子も「数学」を勉強しなければいけない。
🔽テンションが高ければ世間話をしたがり、テンションが低ければやる気でねぇよと大声で叫ぶ始末。指導すると、怒って帰宅し保護者からクレーム。
🔽なにかあれば、教育委員会に訴えるぞ!といってくる生徒や保護者。
🔽暴力、暴言は日常茶飯事。指導がなかった日はほぼない。
あげようと思えばまだまだあります。授業をおもしろくすればいい学校を作れる。いい生徒が育つ。
僕もずっとそれを信じてきました。
でも、どんなにおもしろい授業だとしても聞いてくれる人がいなければ意味がないし、
30人全員がおもしろいと思える授業は不可能だし、教科書の内容を教えるという使命もあります。
国や県も、AIが発達してきたので今は暗記よりも考える力だ!
と「海外の授業を参考にしろ!」という指令が下されるほど。
例えば「教師が一方的な説明をするのではなく、生徒同士が説明し合って知識の定着をはかろう。生徒も能動的に動くしかないのでやる気が高まる!」という新しい授業のスタイル。
これ、進学校なら通用するんです。
実際、僕が勤めていた学校の昼間の学校は進学校だったので授業見学しましたし、他校でも拝見しました。
めちゃくちゃいい授業だと思います。
しかし、「考える力」というのは、資料を読み込んだり基礎的な知識があること前提という現実にも直面しました。
困難校の生徒たちは、まず知識という土台の部分が欠けていたり、そもそも誰かに説明してどうするの?という”目的”を見失っている生徒が多いです。
そしてその目的を必死に説明しても、結局聞かない...。
そんな現状を変えようと、僕も書籍やセミナーで勉強し続けたり、他校の取り組みも実践しながら生徒の実態に合うような授業を研究していました。
もちろんその間にも生徒たちは問題を起こします。僕も殴られて入院したことがあるくらい。
職場の先生たちは50代くらいのベテラン先生ばかり。そんな最新の授業になんて興味はなく、使い古された自身のプリント授業ばかりです。
疲労と生徒たちの指導でヘトヘト。まわりの先生たちの多くは諦めている。そんな中で理想を追い求め、孤軍奮闘していました。
12時間労働を続けて続けて、良い授業良い授業と努力し続けていた時に、生徒からふと言われました。
「先生辞めろよ」
きっと生徒にとっては何も考えずに、なんともなしに放った言葉だったのでしょう。
そこには「おもしろいだろ?」といった感情がこもっていた気がします。
でも当時の僕は...
プツンと糸が切れてしまいました。
なんでこんなに努力しているのに、研究しているのに、こんな惨めな気持ちにならなくてはいけないのだろう...。
まわりの先生は熱意なんてとっくにない。
新しい試みをすればあわれみの目で見られるし、変革を提案しても、伝統を重んじる、とかいって却下。
ただ目の前の生徒を、少しでも経験させてあとで苦労しないように支援したいだけなのに。
先生が楽しく授業をやることが、「勉強って楽しいのかも」と思わせられるものだと信じていたのに。
やっぱり自分がおかしいのか...。
生徒のたった一言で、今までの行動が全否定されたようで絶望しました。
その日から眠ることができなくなり、出勤することや授業が怖くなった。
ベッドから起き上がれなくなり、限界を迎えました。
それでも唯一あったのは「担任をもったクラスを卒業させるのが最低限の責任」という気持ち。
そして自分はどうしたいのか悩み続けました。
そして5年目。
教師という仕事を辞めて、新しい挑戦をすることに決めました。
その挑戦とは、子どものやる気を内側から出させるにはどうするべきか、という視点に基づいたものです。
それでは僕の考えた理想の学校をお伝えします。
第2章 ロウトの思う理想の学校の姿
この記事を読んでくださっている方の大半は小中高に通っていたと思います。
さて、ではなぜあなたは学校に通っていましたか?
中学までは義務教育だから。まわりのみんなが通っていたから。いい大学に進学していい会社に入るため。
でも待ってください。
たしかに義務教育ですが、いじめや障害で不登校になる生徒はいます。その生徒は何か処罰を受けているかというと、
そんなことはないですよね。
なので、義務教育だから行く、というのは合理的ではありません。
ではまわりのみんなが通っていたから?普通だから?
これも合理的な理由にはなりませんね。
いい高校に行って、いい大学に行くため。
これは合理的ですが、必要なのは「高卒認定」で、これは学校に通わずとも資格を取れば大学にいけるようになります。
自分のペースで学べるので効率が良いのはむしろ通わずに自分のペースで勉強することです。
ではなぜ学校に通っているのか?
これは学校の役割を考えればすぐに答えが出てきます。
その役割とは、2つ。
学校に通わせず、親が教育をしてあげれば学問の基礎と勉強方法は学べます。
でも、親は働かなくてはいけませんし、なにより何十年前の学問を教えるのはけっこう難しい。
だからプロに教えてもらうのが効率の良い方法です。
社会性に関しては、たくさんの人と一緒に生活をすることでしか育むことはできません。
近所の人とも交流はできますが、やはり1箇所に集まって集団生活をすることでルールや人の気持ちを知る、というのは学校の役割の1つだと考えます。
逆を言うと、この2つを身につけることができれば学校の役割は果たしています。
例えば学問に関しては、専属の家庭教師をつけてマンツーマンで教えてもらった方がいい。
先生が黒板の前で一斉授業をする、というのは生徒のレベルに合わせるのが難しいです。だから退屈だと感じる生徒もいるし、わからないと感じる生徒も出てきてしまう。
学問でいうとマンツーマンが理想なわけです。
一方で社会性はというと、やはり集団生活でしか学ぶことはできません。
恋愛だったりコミュニケーションだったり、時には傷つけ合いながら、言葉では表現できないものが得られるはず。
社会性は今の学校が理想というわけです。
では理想の学校とは何か。箇条書きにします。
この理想の学校論では、サボることができてしまう、ということがデメリットですが、教員の数を増やせば問題はなくなるでしょう。
教員といっても、塾の個別指導の先生のようにバイトとして雇うことができれば予算的にもそこまで難しくはないと考えます。
そしてメリットとしては、教員の負担も軽減しますし、生徒は好きな、最高の授業を受けることができるという点。
動画のデメリットである、わからないところを質問したい、というのを教員が補えばいいわけです。
学問の基礎を学ぶためにはわかりやすい授業が一番だと思うので、それを動画で学習することができます。
生身の先生が授業を行う、というこだわりを捨ててもいいのではないか、という提案ですね。
社会性に関しては、集団生活には変わりがないので特に問題は起きないはずです。
体育や音楽は”体験”が大事なので従来通りで社会性を身につけていく、という学校です。
さて、では実現可能かというと...
すでに通信制高校が似たような取り組みをしています。
有名なところだと「N高」です。
また、僕も関わらせていただいている「GO!通信制高校」というメディアでは個性あふれる通信制高校を紹介しているので興味があればご覧ください。
実際、通信制高校も、「マイナスイメージ」がありませんでしたか?通信なんて恥ずかしい、のように。
今では最新の授業スタイルを確立し、少子化で全体の生徒数が減っているにも関わらず、通信制高校に通う生徒は増えています。
僕は将来的には「理想の学校スタイルを組み込みたい」という気持ちを持ちつつ、まずは目の届く範囲で実施していきたい、と考えています。
理想を理想のまま終わらせたくない、というたった1つの軸のもと、発信活動をしています。
第3章 僕の活動理念
僕は学校をもっと素晴らしいものにしたい、と思ったのが教師3年目の時。と同時に、難しいだろうなという現実も思い知りました。
たった1人で学校全体を変える、なんてあまりにも現実的ではありません。
もしかしたら活動し続けていれば何かしら変えるきっかけにはなるかもしれませんが...。
とはいえこのままモヤモヤしたままこの仕事を続けていける自信がなく、他の道を模索した時に出会ったのがwebビジネス。
単純に、「辞めたら将来のために稼がないと。在宅ワークいいな。」という発想から始めました。夢なんて考える暇もなかったので。
ただ、今は2つの大きな夢があります。
1つは、子ども教育カフェの経営です。
教師を辞めて、カフェをオープンさせたい。
「子どもが大人になりたいと思えるカフェ」
僕のまわりの子どもたちは、大人になんてなりたくない。ずっと学生でいたい。と将来に希望のない子が多いです。
でも僕のまわりの大人の経営者やフリーランスはとても楽しそうに働いています。金銭的にも、働き方でも、みんな”やりがい”や”最高の仲間”に囲まれている人が多く、本当に楽しそうです。
会社員でも、とてもやりがいを持って、楽しそうに働いている人はたくさんいます。個人ではできない、大きなことを会社を通じて行っていますよね。
そんな、”大人になったら楽しいことがたくさんできる”という感覚を伝えられるような場所を作りたいと思っています。
”カフェ”という名の「空間」を作りたいのです。
だから僕はできるだけ多くの人脈を作り、将来の子どもカフェに遊びに来て楽しさを語ってくれる人とつながっていきたいです。
だって今の子どもは、大人と交流する機会が超絶少ないです。学校の教師や両親くらいですからね。
僕よりも昔の世代は、駄菓子屋のおばあちゃんとか話を聞いてくれる人がたくさんいました。
僕はその”駄菓子屋のおばあちゃん”になりたいなって思ったんです。
ただなんとなく集まって話をして、そこから日々のストレスが消えていって、いろんな価値観に触れて、人間性を豊かにできる。
具体的には、いろんな経験をしている大人が訪問してどんな仕事をしているのか、どんな人に価値を提供しているのか、どんな気持ちで仕事をしているのか。
それを共有するスペース。
キラキラした大人の、軸のブレない考え方を聞いて、はやく大人になって仕事がしたい、とか。
お金持ちになってこんな生活がしてみたい、とか。
大人になることに希望を持って欲しいなと思います。
本来、仕事とは価値を提供して、その対価としてお金をいただけるというもの。
自分のやりたいことと、相手から感謝されること。
この2つがそろえば、幸福度は上がっていきます。
それは会社にいようが、フリーランスだろうが変わらない真実です。
価値を提供できることが本当に素晴らしいもので、そのためには今、勉強だったり、自己投資をする考え方だったり、読書の習慣をするといった、行動が大事なのだと。
目の前のことに真剣に取り組むことが、最高の未来をつかむことにつながるのだと、迷っている子どもたちに希望を見せてあげたい。
きっと、そこに憧れを持ったのならば、今何をすべきなのかが明確にわかる子どもも増えるのでは、と思っています。
夢の1つ目が「子どもが希望を持って大人になりたいと思えるカフェを創る」です。
そして2つ目の夢。
それは両親のどちらかが在宅ワークできるように支援をすること。
教育において、学校と家庭は車輪の「前輪」と「後輪」のように表現されます。
一体となって教育を推し進めていきましょう、ということですが、僕の体感として家族の在り方は子どもに大きな影響を与えます。
そして、家族の大きな悩みが、”お金”。
子どもは親を選べない。
男性は子どもを産むことができない。
だから、出産のタイミングで女性のキャリアが止まることも多い。
もし、家庭で子どもをみながら十分稼ぐことができる人が1人いたなら。
パパが家庭にいれば家事だって、育児だって本来あるべき姿になれます。(イクメンという言葉が嫌いです。家事も育児も本来2人でやるのでは...。)
ママだってパパの収入だけでは不安なら、家で子守をしながら空き時間に稼ぐ。
そうすれば産休明けに出勤する必要もなく在宅ワークができるし、育児への負担も減る。
あと、パートナーが不倫をした時や、突然の事故で働けなくなってしまった時。
特に女性側は「自分に収入がないから許すしかない」「パートを3つかけもちしないと生活できない」という方も多くいます。
稼ぐスキルがあれば、そんなことを考えることなく、まっさらな気持ちで考えることができます。
依存することなく、稼ぐ力を持っていれば、万が一の時にも対応できる。
さらに、情報発信ビジネスをすれば、同じような境遇の人とつながれます。
子育てで悩む人たち、在宅ワークを模索している人たち、家事を効率よくできている主婦、サラリーマン・パパ・副業と三足のわらじで頑張っている人。
そんな人たちと切磋琢磨したり、情報交換をするだけでストレス発散になるし、いろんな人の価値観に触れることができるので人間的にも成長できます。
そんな親の姿をみて育った子どもは、きっと自分で考えて行動できる、多様な価値観を受け入れる子どもに育つでしょう。
親がまっすぐ子どものことを見てあげて、愛情たっぷり注ぎながら育てることができれば、絶対に良い方向に進む。
だから、「自分ができる範囲の、家庭教育」と考えたときに「在宅ワーカーを増やす」という夢になりました。
僕は、学校を変えたかった。
でもいきなりは難しいから、学校とは別の空間を創る。
そして、家庭教育も充実させたい。
それが先の見えない未来を担う、子どもたちへの支援につながると本気で思っています。
フリーランスへと導いた方は40名以上。家庭が明るくなったという報告をいただくのが幸せです。
そして自分自身もスキルアップすることで、「実店舗コンサル」もできるようになりました。
地域のお店を盛り上げたい気持ちもありますが、それと同時に「お店が休みの時に借りることができる」という確約も得ています。
そこで子どもを集めて。
人脈を駆使して最強の教育をする。
全ては、次世代を担う子どものために。。。
これが僕の発信の軸です。
「教育」に関係するものとして、先を担う子どもにどんどん還元していきたいと思っています。
もしここまで書いたことをポジティブにとらえることができているのなら...
あなたとは価値観が合いそうです。
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それでは最後までありがとうございました!
願わくばあなたとカフェ経営できることを夢見て。
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